ガラスのように背景が見える「透明ディスプレー」の実用化が見えてきた。屋外の広告看板だけでなく、自動車のガラスや建物の窓も一変する。テレビやスマートフォンの「次」を模索するメーカーが、競争を加速させている。
目の前にあるのは、手のひらサイズの透明な“ガラス”。だがスイッチが入った瞬間、カラーで画像が表示された。しかも画像が表示された部分以外は、ガラスの向こうに置かれたものが見えたままだ。
上の写真はジャパンディスプレイ(JDI)が開発した「透明ディスプレー」。映像を表示しない時の光の透過率は80%で「従来の1.5倍以上」(同社)と高いのが特徴だ。視認性を保つために高い透過率を求められる、自動車のフロントガラスと同程度の透明度を誇る。
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