AI(人工知能)を接客やマーケティングに活用する企業が日本でも増えてきた。豊富なデータから導く推奨機能など、コンピューターならではの強みを生かしている。日経デジタルマーケティングの専門記者が最新事例を解説する。

約3000人の知見を生かして似合うメガネを推奨
●「ジンズ・ブレイン」の概念図
写真=背景:iStock / Getty Images Plus、イラスト:Freepik

 「ウエリントンタイプのJINSクラシック コンビネーション:マッチ度87%」──。ユーザーがオンライン上で選んだメガネのお似合い度を判定するサービス「JINS BRAIN(ジンズ・ブレイン)」を、大手メガネチェーンのJINS(ジンズ、4月1日にジェイアイエヌから社名変更)が昨年11月から提供している。

 約200タイプのメガネを数百人が装着した画像、計6万点をクラウド上に用意し、国内300超の店舗に所属するJINSスタッフ約3000人が「似合う」か「似合わない」かを評価。日ごろ店頭で来店客に“お似合い”のメガネを薦めているスタッフの目利き力を結集させた膨大な画像評価データを、コンピューターが機械学習することで、JINSオリジナルAI(人工知能)によるレコメンドサービスが完成した。