シリーズ
中国新聞趣聞~チャイナ・ゴシップス

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党代表選挙の異変は「中国大統領選」への布石か
中国の第19回党大会に参加する党代表名簿が最終決定した。定員割れ、急遽の資格はく奪、選出場所の不文律打破など数々の異変に注目が集まるが、そうした動きの先で習近平主席が目論むのは「大統領選」ではないかとの“噂”がある。
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共青団「偽ツイッター」は習政権への宣戦布告か
9月15日、ツイッターに共産主義青年団(共青団)のアカウントが登場して注目を集めたが、同18日にSNS微博の共青団中央アカウントが「偽物」と発表。決着かと思いきや、騒動の裏側に権力闘争あり、と見る向きも多く、様々な憶測が…
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中国・党代表名簿、「毛沢東の孫」落選の意味
10月18日から開かれる第19回党大会に出席する党代表の名簿が出そろった。注目は解放軍・武装警察選出の303人の名簿だ。毛沢東の孫である毛新宇はじめ、解放軍内の紅二代・太子党がごっそりと落選していた。その意味を読み解く。
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中国「仮想通貨資金調達禁止」のインパクト
中国が全面的にICO(仮想通貨発行による資金調達)の禁止に踏み切った。元建てビットコインは大暴落。狙いは、党大会前に金融リスク要因を少しでも減らしたいかららしいが、その先には「党による管理」の目論みも見え隠れする。
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党大会前の軍幹部粛清は、政敵排除か実戦準備か
党大会前に党中央軍事委員会メンバー4人が一気に失脚する事態に。軍幹部の“総入れ替え”の狙いは? 様々な噂が飛び交う。習近平による「政敵排除」は既定路線だが、「実戦準備」説も。不気味さを感じる動きを追う。
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大物・王岐山の進退、決めるのは習近平か米国か
中国の大物政治家・王岐山の進退をめぐる権力闘争が最終段階に入っている。「次期指導部リストに名前なし」のスクープのネタ元はどこか? 関係の深い「海航集団」へ米国から向けられる疑惑追及の真意は? 整理しておく。
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中国「企業の姓は党」キャンペーンの先に待つ闇
北戴河会議が終わった。激しい政争はなかったという。では、このまま習近平が毛沢東、鄧小平に続く中国共産党第三の強人独裁政治を打ち立てるのか。もしそれが実現したら、中国はどんな国になるのか。想像してみる。
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北戴河で習近平の「毛沢東に並ぶ夢」は叶うか
習近平独裁体制は本当に始まるのか。「毛沢東に並ぶ夢」は実現するのか。8月3日頃に始まった、政治局要人が集う「北戴河会議」の中身はまだ不明ながら、見どころとその後の展開について整理しておきたい。
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北京で18年ぶりに発生「6万人集団陳情」の裏側
7月下旬、北京で18年ぶりに大規模な民衆の集団陳情が発生した。数千人から6万人の規模で最高人民検察院前や大紅門など4カ所に集まった模様だ。1999年の「法輪功集団陳情事件」以来の規模といわれる事件の裏側に何があるのか。
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相次ぐ“政商”たちの受難、習近平の真意は?
党大会が秋に控える中、習近平の権力闘争が激化している。だが振り回されるのは、政治家だけとは限らない。政権とは近づきながら、政治とは距離を置いてきた“政商”たちの周辺もざわざわしている。いったい何が起きているのか。
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ポスト習近平候補の孫政才が失脚、「次」は?
ポスト習近平の地位に近いと見られていた共産主義青年団ホープの一人、孫政才が突然、重慶市書記を解任された。この失脚劇の背景と、秋の党大会での人事の行方について考えてみる。
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「劉暁波、危篤」の報に“日本無策”の無念
7月10日、ノーベル平和賞受賞者である中国の民主活動家・劉暁波が危篤状態に陥った。日本が、距離的に一番近い医療先進国でありながら、何も言わず、何の行動もとっていないことが悔しくてならない。
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香港返還20年、民主化要求デモはなぜ衰退したか
習近平が国家主席として初めて香港を訪問し、厳しい言葉で独立の動きを牽制するほど、反中感情は高まっている。しかし、返還20年の櫛目に行われた民主化要求デモは参加者が激減。現地でデモ隊とともに歩きながら、その理由などを考えた…
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“紅色企業株”6月暴落と「経済政変」の行方
政治的な後ろ盾の下、株価は鉄板とされてきた中国“紅色企業”の株価暴落が、6月に入って相次いでいる。これは単なる経済の問題ではない。党大会に向けての権力闘争の表れとして「経済政変」という言葉も飛び交う。何が起きているのか。
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中国がパナマと国交樹立、その意味を考える
中国がパナマと国交を樹立した。すなわち台湾とパナマが断交したことになる。これは単に、台湾の国際生存空間が中国によって狭められた、という以上の意味があるのではないかと思う。そのあたりをいろいろ推察してみたい。
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中国「第十九回党大会」は無事に開催できるのか
秋の第十九回党大会=「十九大」を前に、中国国内がざわざわし始めている。識者からは「直面する四大挑戦」と課題が指摘され、開催を危ぶむ声も聞こえる。そして、たとえ開催されても内政が安定する見込みは、薄い。
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中国サイバーセキュリティ法が狙うネット主権
6月1日、中国でサイバーセキュリティ法が施行された。天安門事件28周年の6月4日目前でもあり、中国では一気にネット規制が強まったが、事は「不自由さが増した」では済まない。「ネット世界の未来」への影響を検討する。
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怒る中国、惑う米国、揺れる「南シナ海」情勢
トランプ政権が初めて南シナ海で「航行の自由」作戦を実施。G7サミットでは「東シナ海・南シナ海の非軍事化」が再確認された。対中国で強気に出たかに見えるトランプ大統領だが、“二転三転”の可能性も。南シナ海情勢を整理する。
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米国スパイ網を一網打尽にした中国の防諜大作戦
中国で活動していた米国CIAのスパイ網が中国当局によって一網打尽にされていたようだ。CIAといえば世界最強のインテリジェンス機関だと思っていたが、最近は中国にてこずっているらしい。情報を整理しておく。
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中国「一帯一路」サミット、米国参加の狙いは?
習近平政権の今年最大の国際政治イベント「一帯一路サミット」が開かれた。暗礁に乗り上げかけていると見られた一帯一路構想だが、米国、ロシア、北朝鮮が参加したことで風向きは変わったのか。行方を占ってみたい。