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ニュースを斬る

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「成人雑誌の表紙にカバー」千葉市の実験が頓挫
青少年の健全育成のために、コンビニ売り場の成人雑誌をカバーで覆う──。今年の夏に実施予定だった千葉市の事業が、関係者の同意を得られず頓挫した。老若男女が訪れる社会インフラを自任するコンビニにとって、避けられない課題となり…
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本誌ホテル調査でアパ順位急落のワケ
日本最大級のホテルチェーンに成長したアパホテルズ&リゾーツが評価を大きく下げた。民泊などニーズが多様化する中で、効率とサービスのバランスに利用者は厳しい目を向ける。
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窮地の格安スマホ、生き残れるか
携帯電話料金の高止まりに乗じて急成長してきた格安スマホ事業者が曲がり角に来ている。12月4日には「フリーテル」ブランドを生み出した端末会社の経営破綻が明らかになった。体力に勝る通信大手のなりふり構わぬ販売攻勢を格安スマホ…
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英ダイソン、EVの電池革新でトヨタに挑戦
独創的な掃除機やドライヤーで知られる英ダイソンがEV(電気自動車)に参入することを表明した。切り札は現在のEVで主流のリチウムイオン電池の弱点を克服する画期的な「全固体電池」。同電池の開発ではトヨタ自動車が先行するが、ダ…
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ホンダ、200万円の「軽」の皮算用
ホンダが日本一売れている軽自動車「N-BOX」シリーズをフルモデルチェンジした。先進機能の強化や軽量化で価格帯は上がり、主力小型車「フィット」に迫る水準になった。安さが売り物で、利幅が薄いとされてきた軽の収益性を高め、も…
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「ゴルフ」初の首位陥落、「ミニ」の後塵拝す
2016年の輸入車の販売台数で、独フォルクスワーゲンの「ゴルフ」が初めて首位から転落した。排ガス不正問題の影響により、信頼性を特に重視する日本の消費者が離れた。その間隙を突きトップに立ったのが、独BMWの「ミニ」。快走の…
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EVは見せ球? VWが日本で「ディーゼル車推し」
独フォルクスワーゲンが日本市場にディーゼル車の新型車を投入する。グローバルにはEVシフトを強めているようにも見える中での「ディーゼル推し」。EVを“見せ球”にするVWの戦略の裏側を探ると、2つの現実が見えてくる。
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郵政改革に大逆行、ゆうちょ預金の限度額撤廃
政府の郵政民営化委員会がゆうちょ銀行の預金限度額を撤廃する見通しだ。これは他の金融機関から預金シフトが生じるなど民業圧迫であり、過去の郵政三事業改革の歴史の針を大きく昔に戻すものだ。
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コカ・コーラ、酎ハイ参入は「いばらの道」か
米コカ・コーラが日本で酎ハイ市場に参入することが分かった。酒類消費が伸び悩むなか、酎ハイ類は毎年10%前後の伸びを示す異例の商品分野だ。主力の炭酸飲料離れが進むだけに「隣の芝生」が青く見えたかもしれないが、いばらの道が待…
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自民党のやり方を変える実験です
自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長ら若手議員を中心とする「2020年以降の経済社会構想会議」が発足し、初会合を開いた。昨年春に「こども保険」を提唱した党の小委員会のメンバーが中心。社会保障制度など中長期の課題について幅広く議…
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パナソニックとは別ブランドでいく
パナソニックが家電の新事業創出に向けて米ベンチャーキャピタル(VC)と合弁会社を立ち上げる。新会社「BeeEdge(ビーエッジ)」の社長に就くのが、ディー・エヌ・エー(DeNA)会長を務めた春田真氏。春田氏が語る家電の未…
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ワコール宿泊事業参入、透ける京町家の危機
「町家を維持するのは大変だから、潰して駐車場にすることも多い」。京都市内の瓦業者の男性は町家の減少を嘆く。そこにワコール、大丸松坂屋百貨店など、スターバックスなど町家を活用しようとする企業が登場。「救世主」になれるか。
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資生堂、やり残しが山積みの成長戦略
資生堂は予定を前倒して売上高1兆円を達成したものの、やり残した課題は山積みのようだ。新たに発表した3カ年の中期経営計画は、前3カ年でも目標としていた既存ブランドの強化や経営体制の改革を改めて打ち出した。目新しいところでは…
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スバル、社長交代は「予定通り」
2018年3月2日に社長交代を発表したSUBARU(スバル)。完成検査不正を受けての交代に見えたが、社長交代が決まったのは不正発覚前で、しかも現社長の吉永氏は会長兼CEO(最高経営責任者)としてトップに残る。そのワケとは…
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「Zaif」が仮想通貨流出の被害者に補償方針通知
仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロが、1月の不正出金事件に関して、複数の利用者に被害額と同額の仮想通貨を返却する方針を通知したことが分かった。最近では「0円」でビットコインを販売するシステム不具合も発生。…
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シャープ「アクオス」が国内スマホで復権
「2017年は『アクオスが再び戻ってきた』と言われる年になった」。シャープでスマートフォン事業を担当する小林繁パーソナル通信事業部長は満足げだ。その言葉通り、シャープのスマホの国内販売が好調に推移している。
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陸上型イージスの長所は「12人で動かせること」
安倍政権は陸上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」を導入することを閣議決定した。総額で5000億円かかる装備は日本の「守り」をどう変えるのか。開発元の米ロッキード マーティンの担当副社長の話も交え、軍事研究家…
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米トイザラス破たん、日本の店はどう生き残る?
昨年9月、玩具販売店大手の米トイザラスが連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻した。日本法人は申請の適用外だが、対岸の火事とは言えない。日本トイザらス社長のディーター・ハーベル氏に今後の戦略を聞いた。
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政治事情に左右される財政健全化論議
政府は2020年度の財政健全化目標に代わる新たな目標や計画づくりに着手した。基礎的財政収支の黒字化が昨夏の想定より2年遅れの2027年度になると試算。歳出抑制でどれだけ黒字化時期を前倒しできるかが焦点となる。
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ポケモンGO、いまだに遊ぶ人々の心の中
なぜ「ただのゲーム」に過ぎないポケモンGOが、ここまで人々を魅了するのか。分かる人には分かるが、分からない人には分からないその理由を、ゲームを開発・運営する米ナイアンティックのジョン・ハンケCEOに聞いた。