50歳のシニア記者がニュースの現場に突撃。アナログ感覚で時代を斬る!
シリーズ
大西康之「突撃!ニュースの現場」

完結
8回
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室町社長、渾身の会社防衛
「大西さんですか?」。道行く株主さんに声をかけられたシニア記者である。「また、やるんですね。鋭い記事、期待してますよ」。そんなことを言われたら、燃えてしまうではないですか。いざ出陣。今日は東芝の株主総会である。
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掃除機を1日で8億円売った男
風の噂で聞いた。「掃除機を1日に8億円売った男がいる」。は、はちおくえん? 掃除機が? 1日で?シャープが債務超過で台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収され、東芝が資本欠損に陥った昨今である。そんな景気のいい話がどこにあ…
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頑張れロボホン。シャープを救え!
5月26日、シャープがモバイル型ロボット電話「ロボホン」を発売した。すでに1000台を超える予約が入ったという。久々の明るいニュース。起死回生の一発になることを祈らずにはいられないシニア記者である。
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営業赤字計1兆円、東芝、シャープ連続決算会見
5月12日、今日は東芝とシャープの決算発表。記者会見の場所はどちらも浜松町で、頑張ればハシゴ可能な時間設定になっていた。だがシニア記者は大いに迷った。この日、電撃的に三菱自動車への出資を明らかにした日産自動車の記者会見が…
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教祖語りき「それでも、未来は明るい」
東芝の不正会計、シャープの経営危機ときて、三菱自動車のデータ偽装。独立早々、突撃には困ることのないシニア記者である。しかし、これだけ続くと取材する方もいささか疲れてくる。たまには明るい話も書いてみたい。
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東芝、ついに原発減損。それでも続く嘘と先送り
東芝が米国の原発事業を減損処理する。日経ビジネスが追及し続けてきた「大きな穴」の存在を、ついに東芝は認めた。だが、長くこの報道に関わってきたシニア記者に達成感はない。東芝はまだ全てをさらけ出してはいないからだ。
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「テリー会長、その記事を書いたのは私です!」
4月2日、土曜日の午後3時。シャープへの出資を決めた鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)会長が大阪府堺市の堺ディスプレイプロダクトで記者会見した。2012年からテリー会長を追い続けるシニア記者は、堺市に駆けつ…
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高橋社長はやっぱり責められるべきだ!
1月29日、日本経済新聞電子版はシャープの高橋興三社長以下3首脳の退陣と産業革新機構による再建案の受入の方向と速報した。いよいよ、大詰めの時が来た。ところで、シャープの一連の経営不振については、11月2日の日経ビジネスオ…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
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10 Questions
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グルメサイトという幻
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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テスラが仕掛ける電池戦争
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回