シリーズ
ベンチャー最前線

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瀕死だった電器店を蘇らせた決断
3年前まで倒産寸前だった東京都八王子市の小さな町の電器店が復活を遂げ、売上高、粗利率ともに1.6倍に伸びた。V字回復の処方箋は「顧客をおよそ半分に絞り込む」という大胆な決断だった。
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顧客の声だけで感動サービスはできない
働く女性の普段着を貸し出す、月額制ファッションレンタルサービスの「airCloset(以下、エアークローゼット)」。顧客に熱狂的に受け入れられるサービスに育てるにはどんな検証方法が必要か、サービス実現に必要な要素をどう探…
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働く女性の情報ギャップが発想の原点
働く女性の普段着を貸し出す、月額制ファッションレンタルサービスのエアークローゼット。起業のアイデアを見つけ、顧客に熱狂的に受け入れられるサービスに育てるにはどうしたらよいのかを、エアークローゼットの天沼聰社長と、書籍『起…
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「昇給差」を説明できない会社は若手に逃げられる
これまで曖昧にしてきた昇給・賞与の差をクリアにすることが、社員のモチベーションを引き上げる。一番のポイントは、昇給と賞与の差を説明できる人事制度にすること。人事制度構築を手掛ける松本順市・ENTOENTO社長に聞いた。
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金子コード、キャビア養殖を成功させた道のり
黒電話の本体と受話器などをつなぐコードを作っていた金子コードは、通信技術の革新と共に電話の無線化が進んだことで存亡の危機に立たされる。そんな中、新規事業で異分野に進出。今ではキャビアの養殖という畑違いの新規事業に挑んでい…
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16歳の娘を社長にしました
環境が目まぐるしく変わる企業経営の中で、中小企業の後継者教育も変化を見せている。運送会社シードコーポレーションを営む新出紘之(ひろゆき)社長は、「将来は娘にも経営者として好きな仕事に携わってほしい」と、高校生だった一人娘…
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世代間ギャップが埋まらず旅館破産
山口県長門市の湯本温泉で、創業150年の歴史を誇る老舗旅館が破産した。会長の伯父と社長の父の下、再建に奔走した元専務の平野真輔氏(仮名)。後編の今回は、破綻の危機が迫る中でも意見対立が続いていた内実を語る。
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なぜ創業150年の旅館は破産したのか
山口県長門市の湯本温泉で、創業150年の歴史を誇る老舗旅館が破産した。元専務の平野真輔氏(仮名)は、会長の伯父と社長の父の下、経営再建に奔走。だが、世代間の考え方の違いで改革の速度が遅れ、挽回できなかった。
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IT導入より効果的なビジネススキル再点検
労働の生産性を向上させるのは、必ずしもITやAI(人工知能)の導入だけとは限らない。普段の職場ですぐに改善できることは、例えば、基礎的なビジネススキルの見直しと活用にあると経営コンサルタントの野田宜成氏は語る。
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叱っても反応が薄い社員の「叱り方」
「叱っても反応が薄い」「怒るとすぐに落ち込んでしまう」。今まで通りの叱り方では社員に通じなくなったと悩む社長が増えている。時代の変化と共に、「社員への叱り方」が変わってきたことを、経営者はどれだけ感じているのか。日経トッ…
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OMO時代に知るべきネットビジネスの勝ち方(後編)
『起業の科学 スタートアップサイエンス』(日経BP)の著者である田所雅之氏と、『アフターデジタル』(日経BP、共著)の著者でネットビジネスの現状に詳しい尾原和啓氏が、プラットフォームビジネスのこれからについて語り合った。…
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OMO時代に知るべきネットビジネスの勝ち方(前編)
『起業の科学 スタートアップサイエンス』(日経BP)の著者である田所雅之氏と、『アフターデジタル』(日経BP、共著)の著者でネットビジネスの現状に詳しい尾原和啓氏が、プラットフォームビジネスのこれからについて語り合った。…
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でんかのヤマグチ、販売データ分析で不安解消
東京都町田市の“稼ぐ町の電器店”「でんかのヤマグチ」。山口社長は最近、経営への不安を解消するため、「季節指数」という新しいデータの分析を始めた。そこで見えてきたものは――。
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「JINS」田中社長、上場後1年で迎えた危機の乗り越え方
アイウエアブランド「JINS」を手がけるジンズの田中仁社長。これまでの経営で体験した「最大の壁」は、上場後に出店を拡大しても業績がついてこなかったことだ。上場廃止の危機を乗り越えたきっかけは、ファーストリテイリング柳井正…
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IMD、変革に挑むファミリービジネスは強い
スイス・ローザンヌにある名門ビジネススクール、IMD。約30年続くファミリービジネスプログラムには毎年、世界中から参加者が訪れる。日経トップリーダーの協力の下、今回日本で初めて、IMDによる授業が開かれた。
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ハイデイ日高・神田正会長が笑顔を絶やさないワケ
ラーメン店「日高屋」を展開するハイデイ日高の神田正会長はいつも温和で笑顔を絶やさないことで知られる。神田社長が怒らないでいられるのは、従業員に対する感謝の気持ちを常に持ち続けているからだ。
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中小企業再生のプロが指摘する「ダメな決算書」
経営危機を招く社長は、総じて財務に無頓着だ。正しい決算書を作成し、それが発する警告に耳を傾けよう。中小企業の再生支援などを手がけるMODコンサルティング社長の金子剛史氏が売上拡大ばかり重視する社長の「ダメな決算書」を指摘…
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100種類の商品からクリームパンだけで勝負 八天堂
中小企業が選択と集中をするには何が大切か。「くりーむパン」一つに絞った経営戦略でV字回復を遂げた八天堂(広島県三原市)。森光孝雅社長は「戦略的思考に基づいて正しい努力をすることだ」と語る。成功のヒントは過去にある。
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中小社長こそ知りたい「PL脳」を卒業する方法
売り上げ・利益至上主義ではやがて会社が回らなくなる。では中小企業の社長は何をすれば、P/L(損益計算書)ばかりに頼る経営から脱却できるか。元ミクシィ社長の朝倉祐介氏は、資本コストを意識すること、自社株購入を周囲に勧められ…
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老舗を買って成長するという選択肢
老舗の倒産が新興企業の倒産を上回ってきた。環境変化についていけない老舗が増える状況をとらえ、中小企業の間で、老舗の買収という新潮流が生まれつつある。主な狙いは、長年培った信用力とブランドを短時間で手に入れるため。買収先の…