遠い異国の地にいる時、ふと懐かしくなる料理がある。その国の料理がどんなに珍しくて美味しくても、心の奥で欲してしまう故郷の味。ひとくち口にすれば体が喜び、心が落ち着き、自分のルーツを実感するまさに“魂の食”。例えばそれが日本人の味噌汁のように、国の数だけあるに違いない。さあ出かけよう、ソウルフード巡礼の旅へ!
シリーズ
世界魂食紀行

完結
6回
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肉肉しいのに佃煮感覚?台湾の「魯肉飯」
味付けは南のほうが甘く、氷砂糖を入れて照りと甘みを出したりするそうだ。「台湾の豚は臭みがなくて美味しいんです。台湾人は肉の中で豚を一番よく食べるし、魯肉飯は欠かせない料理ですね」と朱さん。
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火花を散らす、中東の“ホモス・ウォー”
たっぷりとオリーブオイルがかかったホモスはまろやかだった。塩分強めでコクもあるが、全体としては甘みがあってやさしい味わい。ホブスとも呼ばれるピタパンにのせて食べることが多いようだ。今回はレバノン料理です。
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実はお米大国マダガスカルのワンプレート料理
アフリカ大陸の東南に位置する島国で、童謡でおなじみのアイアイや、童話『星の王子さま』に登場するバオバブの木など、珍しい動植物が多く生息する。そんなワクワクする国の料理が東京で食べられると聞いたら、行かないわけには…。
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下町で味わう 東欧の秘境モルドバ料理
東欧の秘境と呼ばれるモルドバ。欧州では特に古いワインの産地で、紀元前3000年頃にはつくられていたという。そんな国のソウルフードを求め東京の下町、亀有へと降り立った。
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ハンガリーの国宝豚でつくるラード料理
日本でも珍しいハンガリー料理店を東京・港区に訊ねた。ラードで揚げた国宝マンガリッツァ豚と、ラードを塗ったパンを食べる。豚の脂とは、またこってり…とのイメージは覆される。そして、食べ始めると止まらない。
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全8回