世の中に横たわる様々な社会課題と向き合い、その解決に取り組む「社会起業家」、いわゆるソーシャル・アントレプレナーの存在が、日本でも広く知られるようになってきた。本連載は、社会起業家という存在をより身近に感じてほしい、そしてその活動はビジネスにも参考にできることが多い、ということを伝えるために始める。12人の社会起業家をバトン・リレー形式で紹介していく。

 「社会貢献」「社会起業家」という言葉、その響きのかたさもあって、一般のビジネスパーソンには縁遠い世界と思われがち。ところが、実際には全く逆。社会課題に取り組む際の考え方は、ビジネスの本質そのものと言っていい。人々が不満や不便に思っている課題を見つけだし、その最適な解決策を考えていくことにある。