シリーズ
目覚めよサプライチェーン

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ロボットや一般人活用、宅配便の人手不足解消案
日本ではインターネット通販の成長により、貨物数が爆増している。海外でも問題は同じだ。ただテクノロジーを利用したり仕組みに工夫を凝らしたりすることによって、少しでも負担を軽減しようとする試みが随所で行われている。
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日本コンビニ連合対アマゾン、決済省力化で勝負
経済産業省が大手コンビニチェーン5社と共同で、コンビニで扱う商品のすべてにRFIDタグを貼りつける計画を明らかにした。タグから得られた情報を活用して、サプライチェーン全般にまつわる作業を省力化し、「社会的な課題」を解決す…
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アマゾンが無人工場で世界を制覇する日
アマゾンが興味深いコンテストを開催する。それは自社倉庫で自動作業を行うロボットが競うコンテストだ。賞金はなんと、日本円で約2750万円。同社は日本の名古屋で3回目を開催するとし、世界中のチームが参加する予定だ。
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アップルは矢印1本でサプライチェーンを変える
サプライチェーンを表す図といえば、構成要素が横一線で並んだものを想像しがちだ。この図に1本の矢印を加えただけで、先進的な取り組みとした企業がある。アップルだ。1本の矢印で、リサイクルを印象づけている。
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iPhoneがサプライチェーンの被害者となる日
報道によると、新型iPhoneの発表が遅れてしまう可能性があるという。理由は、サプライチェーンにおける部品調達が難しくなっているからだ。問題となるのは有機発光ダイオード。ライバルのサムスンディスプレイから調達する。
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ポテチの販売を止めたカルビーの思惑とは?
カルビーが主力商品であるポテトチップスの一時休売及び終売を発表した。原材料不足が原因とはいえ、売り上げの約30%を占める商品を、一時的に店頭から消す意思決定の裏には、何があるのか。同社の戦略に迫ってみたい。
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アップルのサプライヤー管理をマネできる?
サプライチェーン上におけるサプライヤーの労働者管理は、その重要さが増すばかりだ。米アップルは、徹底したサプライヤー管理を行っており、その取り組みは参考になる。
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ニトリ快進撃!その裏に自前主義へのこだわり
ニトリが30期連続の増収増益と、31期連続の増収増益見通しを併せて発表した。デフレ時代の優等生と評され、快進撃の続くニトリの強さは、他社と異なる同社のサプライチェーンに源泉がある。その秘密とは?
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調達業務は真っ先にロボットに置き換えられる?
私はかつて製造業で調達・購買業務に従業していた。新卒で入ったその世界は、きわめて奇妙に思えた。調達は、取引先と価格を決め、そして取引先を指導するものだという。しかし、私が見たのは、業務のほとんどを納期調整に追われる先輩の…
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サプライチェーンで進む「日本レス化」を防げ
多くの日本企業が抱えている問題として、グローバルに展開するサプライチェーンにおける「日本レス化」がある。これを解決するには、高い人件費で悩む日本国内の工場が、サプライチェーンの中で自社の役割を維持する必要がある。
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GMが買い叩いたのでサプライヤーが潰れたのか?
GMに防音関連の部材を大量に納品していたサプライヤーが、経営危機に陥り生産を停止した。この一件は、自動車各社にサプライヤー与信管理の重要性を再認識させた。そして、同時に供給が持続可能な価格設定について問題を投げかけた。
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ヤマトの成長に必要なラストワンマイル改革
ヤマト運輸の労働組合が経営側に荷受量の総量規制を求めていると報道された。その後、配達時間の見直しが伝えられたものの、人手不足と取扱量の増加が同時進行する中で、まだ具体的な対応策は打ち出されていない。
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iPhone工場招致に大金をかける価値があるか
トランプ大統領は選挙中に、アップルについて言及していた。「私はアップルに、コンピュータやiPhoneを米国で生産させる」とまで語った。一部の人にとってフラッシュバックしたのは、以前、同じテーマをオバマ元大統領が掲げていた…
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働き方改革がサプライチェーンを崩壊させる?
人口減少に伴い働き手が少なくなる中で、我々がどのように「働き方改革」に対処していくのか。どんな職業であっても喫緊かつ極めて重要な課題である。働き方改革がサプライチェーンにどのような影響をおよぼすのかを考えてみたい。
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3Dプリンター部品が宇宙タクシーで飛ぶ日
ボーイングが3Dプリンターを宇宙タクシー用に導入するという。3Dプリンターは、1980年代に生まれ、2000年代以降の発展には目を見張るものがあるが、重要機器用途にまで発展したことを意味する。
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トランプは製造業復活に何を「Change」するのか
米国のトランプ大統領は、企業や労働組合の代表合計28人で構成する「製造業雇用促進会」の創設を発表した。労働組合の代表3人と企業トップ25人で構成されるこの会で、どんな内容が討議され大統領へ答申されるのだろうか。
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トランプ支持者が被る帽子、米国製はたった5%
トランプ氏が愛用して有名になった「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」と刺繍された帽子。代表的なものだけでも、39ものブランドから、似たような帽子が発売されている。これらがそれぞれ、どこを生産地とするのかを…
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「ハーボニー配合錠」偽造で考えた物流管理
C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が見つかった。医薬品サプライチェーンの信頼を大きく裏切る偽造品の混入が発覚したのである。いまだ原因究明の報はない。徹底的な調査と再発防止の取り組みが不可欠である。
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UPSは人身売買撲滅の救世主となるか?
UPSが新しいい取り組みを始めた。UPSは運送業者で、米国のみならず全世界から荷物を受け、すみずみまで配送する。そこで仕事をしているドライバーが、人身売買等の犯罪行為を行われている様子を察知した際には、報告することにした…
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「持続可能性」が調達のキーワードとなる2017年
ESG、すなわち環境(Environment)、社会(Social)、統治(Governance)の各分野に適切に取り組み、持続可能な社会に役立つことが企業に求められている。サプライチェーン管理においても、この観点に真摯…