シリーズ
目覚めよサプライチェーン

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アマゾンは電話を消してしまうのか?
多くのスマートスピーカーが登場している。今年、全世界では2400万台のスマートスピーカーが販売されるという。この数字をどう見るか。例えば、米国では1億2000万の固定電話加入者数がいる。固定電話には150年の歴史がある。
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神戸製鋼が露呈したトレーサビリティーの弱点
神戸製鋼所のデータ不正・改ざん問題。これまでに発生したさまざまな偽装や不当表示による不祥事とは大きく異なる。データ不正・改ざんの対象となる可能性がある製品が、余りにも多すぎるのである。
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ダサい男はアマゾンでかっこよくなる!
先日、米アマゾン・ドット・コムは米Body Labsを買収した。同社は、人間の身体を3D情報として生成する技術を有する。アマゾンが顧客の体型情報を持っていれば、衣服などを購入する際にサイズ違いなどの返品を防ぐことが可能と…
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Amazon Businessで調達と営業が不要になる?
アマゾンジャパンは、法人・個人事業主向け購買サービス「Amazon Business」を開始した。このサービスは、日本企業における購買作業の業務効率を向上させると同時に、営業や調達の仕事を奪い、雇用を揺るがす事態へ発展す…
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ウォルマート“冷蔵庫への直接配送”は流行る?
ウォルマートが面白いサービス構想を発表した。スマートロックを使った、冷蔵庫への直接配送だ。文字通りのサービスだが、けっこう衝撃的だ。便利なサービスだとは思うが、気持ち悪さがある。
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台風からサプライチェーンを守る方法
日本では、特に夏の終わりから初秋にかけて、台風が増える傾向がある。台風による強い風と大雨が、日本のサプライチェーンにどんな影響を及ぼし、そしてどのように対処していく必要があるのだろうか。
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ウォルマートのCMの今さら感とアメリカの絶望
ウォルマートは先月末に1つのCMを発表した。タイトルは「Many Chairs. One Table.」で「多くの椅子。1つのテーブル」と訳せる。動画を見ると、多様なひとたちが椅子をもって集い、そして、1つのテーブルで食…
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日本人が満足し続けるために必要なSDGs
「持続可能な開発目標(SDGs)」は、国際社会の共通目標であり、企業経営の将来にも大きな影響を与える内容だ。SDGsに沿って持続可能な企業活動に合わせたサプライチェーンを構築することが必要となる。
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マスコミはアマゾンに踊らされるのか?
アレクサという音声認識ソフトを搭載した筒状のIT端末「アマゾン・エコー」。これを米アマゾン・ドット・コムは進化させ、ディスプレイつきにしたのが、「アマゾン・エコー・ショー」だ。
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もはや新興国にとどまらない奴隷的労働リスク
英国のコンサルタント企業が、EU加盟国の約3/4の国で「現代の奴隷」リスクが増加したと報告した。英国現代奴隷法では、サプライチェーンにおける強制労働や人身売買といった「奴隷制度」を特定し、排除するための取り組みを企業に求…
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結局は生産回帰なんてしないのか
「生産回帰」という言葉の使われ方に違和感を持っている。生産回帰というくらいなら、普通は生産の大半が日本に戻ってきているイメージだ。しかし、“一部”の機種の“一部”の生産が、日本に戻ってきているという。
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「サプライチェーン」=「部品供給網」は間違い
「サプライチェーン」の意味は多様だ。サプライチェーンを扱う報道は増えたが、サプライチェーンの「定義」は、あやふやに扱われている。例えば、「部品供給網」と捉えられ、本来持つ意味と比較すると限定された内容で表現される場合があ…
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万引きしそうな顔をAIで認識するのはダメか
ウォルマートは、店舗にやってくるお客の顔を分析する試みをはじめるという。店舗に不平不満を抱くお客を見つけるためだ。たとえば、陳列が悪かったら。また、レジ待ちにうんざりしたら。多くは潜在的で、店舗からお客を離す要因となる。
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水不足はサプライチェーン変革で乗り切れ
首都圏では毎日暑い日が続き、梅雨よりもすっかり夏本番の天気が続いている。雨が降るべきときに降らない状況が続くと、気になるのは水不足だ。昭和30年以降に渇水が発生しなかった年はなく、水不足をどう乗り切るかは極めて重要な問題…
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レジなし店「Amazon Go」はパロディになるのか
アマゾンのサービス「Amazon Go」は、レジなしのコンビニだ。アマゾンIDを持っているお客なら、レジに商品を通過させることなく、そのまま店を出れば、決済が完了する。これを、パロディ動画にして表現する人たちが現れた。
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サイバー攻撃でサプライチェーン断絶を起こすな
ランサムウエアによる被害が頻繁に起きている。これらのサイバー攻撃によって被害が発生すると、2つの問題が生じる。1つは、社内業務の停止。もう1つは、企業の生命線ともいえる顧客とのコミュニケーションに支障を来す。
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テスラが中国を起点に世界を制覇するのか
自動車産業の台風の目になっているテスラ。そのテスラに大きなニュースが入ってきた。同社は、上海に大工場を建設しようとしている。もちろん電気自動車の工場で、中国の動向に合わせたものだと思われる。
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協力会解散しMRJ量産に向け決意を示す三菱重工
三菱重工業が、ユニークな部署の新設を発表した。部署名称は「サプライヤマネジメント部」。国産ジェット旅客機「MRJ」の事業で量産を担当する三菱重工で、同部門における新たな取り組みが、度重なる納入延期の打開策となるのか。
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日米本気のドローン活用対決、その行方は?
アマゾンはドローンを進化させ活用することに意欲的だ。一方、日本でも経済産業省がドローン活用に意欲的だし、また楽天は限定的ではあるが、実際のサービスに活用している。
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政府が目指す次世代サプライチェーンとは?
総理大臣官邸で開催された未来投資会議で、「未来投資戦略2017」が討議された。注目すべきは「サプライチェーンの次世代化~世界に先駆けたスマートサプライチェーンの実現」が戦略分野の1つに名を連ねている点だ。