シリーズ
目覚めよサプライチェーン

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文書の「偽造」防止にもブロックチェーンを
森友学園問題について、いろいろな角度から批判は可能だろう。とはいえ核心は、公文書ではないのか。上場企業は、意思決定に関わるさまざまな書類を記録し、即時提出することを求められているのに、役所は1年で廃棄していいとしている。
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トランプはいずれサプライチェーンに逆襲される
アメリカのトランプ大統領が署名した鉄鋼とアルミニウムの輸入品に対する追加関税を導入する大統領令。日本だけでなく、中国やヨーロッパ、そしてアメリカ国内でも今回の対応に懸念が広がっている。
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アマゾンがカメラ企業を買収する理由
AIはどのていど使えるのか。答は簡単ではないが、AIが有効な技術であるのは間違いない。そんな中、アマゾンはスマートカメラの企業を買収した。これにより、同社のスマートスピーカーの有効性が、より上がる可能性がある。
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「引っ越し難民」を生まないズレのメリット
サプライチェーンの危機は、供給能力の減少で発生してきた。人口減少による需要減退と、同時に発生する供給能力の減少は、徐々に進行するためその存在がわかりづらい。ただし、その兆候が明らかになる瞬間がある。例えば引っ越しだ。
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マーケティングで消費されるオリンピックの物語
今回は、オリンピックと企業CMについて、特に海外の企業をもとに考えてみたい。オリンピックは4年という期間が開いている。選手はこの4年に一度の機会に焦点をあてる。そこには時間が作り出す人生ドラマがある。それが不謹慎ながら面…
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人身取引はアダルト業界以外でも起こっている
2017年に摘発された人身取引事件は、全体の被害者数が42人であることが警察庁のまとめで分かった。特筆すべき点は、被害者に含まれる日本人の数である。2007年以降の統計を見ると、昨年の28人は過去最多となっている。
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アマゾンは倉庫業務でもイノベーションを起こす
米アマゾンは、レジのないスーパーマーケット「Amazon Go」を開店した。一方で、バックヤードでもさまざまなテクノロジーを駆使してきた。今回、紹介したいのは倉庫内での革新だ。
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フィットネスやカラオケ、併設に賭けるコンビニ
今や日本の小売業界の主役であるコンビニ。現在、店舗数は5万を超えており、明らかに飽和状態だ。厳しい経営環境の中、コンビニが成長を持続するには、魅力ある商品や店作りの取り組みが欠かせない。
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小売業の祭典で感じたAIとビッグデータの明日
家電やITの展示会「CES」と同じ時期に、小売業の祭典である「NRF Big show」が開催された。同イベントを見ると、このブリック・アンド・モルタルと呼ばれた分野でも、プロセスを刷新しようと、さまざまな企業が参入して…
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サプライチェーンをダメにするかりそめのJIT
どんな企業でも、納入日や時間を順守する意識と責任感があるだろう。そういったプレッシャーは、トラック運送業者のドライバーが受けている。国内物流の主役であるトラックのドライバーは、40代~50代の中年層で占められている。
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奴隷サプライヤー制度は壊滅するのか?
現在、物流業界では人手不足が深刻だ。運転手などの領域にも外国人が入ってこない限り、逼迫した状態が続くかもしれない。外国人実習生制度が導入されれば状況が変わるかもしれないが、この制度には問題が山積みだ。
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サプライチェーンを経営資源化する2018年
2018年に到来するサプライチェーンの課題について考えてみる。今年以上にサプライチェーン上でのヒト・モノ・カネ・情報の「動き」に注目し、経営環境や顧客ニーズから導いた経営課題に対応する1年にしなければならない。
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AI+熱量、変わり続けるサプライチェーン2018
クラウドコンピューティング、AIなどの発展によってサプライチェーンは変わり続けていく。そして2017年と同じように、2018年も不思議なこれまで想像もできなかった組み合わせが輝く年になるだろう。
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入札に変わる発注マネジメントが東京を救う
豊洲市場の土壌汚染問題を解消する追加工事で、度重なる入札不調の結果、東京都が複数の案件で随意契約へ切り替えを検討している事実が、明らかになった。入札や競合購買は、複数の供給者が存在しなければ成立しない。
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「今年の一皿」として躍動したムネ肉のこれから
ぐるなび総研が発表している「今年の一皿」に「鶏ムネ肉料理」が選ばれた。そもそも鶏肉需要は伸びているが、それはなぜなのか。また追い風が吹く中で、鶏肉業界は今後どのようにすべきなのか。
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偽装の連鎖をコストを掛けずに止める方法
三菱マテリアルの子会社による検査データ偽装問題が発覚した。神戸製鋼所の問題が冷めやらぬ状況下の発表に衝撃が走った。サプライチェーン全体で再発を防止するためには、どのような取り組みが必要となるのか。
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年収3万の農民に未婚の母、中国貧民の向かう先
コンサルタントをしていると、つねにn数が話題になる。多数の傾向から、なんとか現状を抉り出す結論を導く。しかし、データを大量に集めた報告書よりも、たった一つの、n=1の個体のほうが、はるかに何かを訴える場合がよくある。
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サプライチェーンでも結果にコミットするRIZAP
RIZAPグループが、戦略的統合物流モデル「シェアリングサプライチェーン」を構築すると発表した。「結果にコミットする」を合言葉に急成長を続けてきたRIZAPグループが、どんなサプライチェーンを構築するのか?
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ナイキの納期短縮にかける異常な情熱
ナイキは製造計画から完成までのリードタイムを現在の60日から、10日に縮めると発表した。サプライヤーとの戦略を見直し、あるいは一部の委託をオフショアリングからニアシェアリングへ変更する。そして設備投資を積極的に行う。
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日産に放たれたカルソニック砲の衝撃
カルソニックカンセイが日産自動車に対して、生産停止分の費用の請求を検討していることを明らかにした。カルソニックカンセイにとって日産自動車は大口顧客だ。この段階で費用請求の可能性を明言する背景にどんな事情があるのか。