朝鮮半島の動向から目が離せない。
金正恩政権が、核とミサイルの開発を続けている。
日本に対する核の脅威が刻一刻と高まる。
金正恩委員長の動向は、北朝鮮と周辺国との関係だけでなく、日米・日韓関係にも影響する。
韓国では文在寅氏が大統領に就任。
米韓と南北の距離感が大きく変わる可能性がある。
この変化をウォッチし、専門家の解説をお送りする。
シリーズ
完結
朝鮮半島の動向から目が離せない。
金正恩政権が、核とミサイルの開発を続けている。
日本に対する核の脅威が刻一刻と高まる。
金正恩委員長の動向は、北朝鮮と周辺国との関係だけでなく、日米・日韓関係にも影響する。
韓国では文在寅氏が大統領に就任。
米韓と南北の距離感が大きく変わる可能性がある。
この変化をウォッチし、専門家の解説をお送りする。
韓国と北朝鮮の両首脳が年頭から危機に直面している。文在寅大統領は支持率が落ち込んだままだ。自衛隊機へのレーダー照射事件で日本に謝罪を求めるのは支持率回復を狙った行為とみられる。金正恩委員長は、軍との緊張の高まりが年頭演説…
韓国海軍の駆逐艦が12月20日、海上自衛隊のP-1哨戒機に対し、火器管制レーダーを照射した。これは攻撃を準備する行為だ。平時に海軍艦艇の兵士か、将校、艦長、あるいは海軍首脳が「照射命令」を出した。これは事実上の反乱だ。
「元徴用工に賠償を命じる判決」は奇妙だ。原告は徴用工ではないし、支払いを命じたのは慰謝料だ。この背景には文在寅政権が、日韓基本条約を“ちゃぶ台返し”し、日本による植民地支配を違法なものとする目論見がある。日朝国交正常化を…
元徴用工が新日本製鉄(現・新日鉄住金)を相手に起こした損害賠償請求訴訟で、同社に賠償を命じる判決を韓国大法院が確定した。これにより日本企業による韓国への投資、日本人観光客の訪韓が滞る懸念が高まる。
日本と北朝鮮が秘密裏に交渉していたことが報じられている。関係者によると両国の間をつないだのはポンペオ米国務長官だった。北朝鮮の狙いは経済制裁の解除と日米離間だ。日本が拉致問題の解決を優先し解除に応じれば、米国との協力に齟…
中朝首脳の内容が漏れ伝わってきた。驚愕の内容だ。習近平国家主席は10跳円を超える経済支援を約束した上で、「北朝鮮は中国の属国になることを心配するだろうが、そうしたことはしない。中朝の歴史関係を十分に理解している」と語った…
非核化をめぐる実質的な協議がいよいよ始まった。米外交コンサルタントのポール・ゴールドスタイン氏は相互主義と信頼醸成が協議を進展させるとみる。注目を集める朝鮮戦争の平和協定が3~6カ月のうちに締結される可能性があると指摘す…
6月12日、史上初の米朝首脳会談が開催された。「非核化」の具体策と期限が示されなかった点に批判の声が上がる。だが、北朝鮮外交・政治・軍事の研究者、宮本悟・聖学院大学教授は「焦点は『和解』にあった」と見る。そして「金正恩委…
元外交官で外交交渉に精通している宮家邦彦氏は、米朝首脳会談における米国の交渉術を「稚拙」と評価する。例えば「切り札を最初に切る」「決定権のない者と交渉する」という具合だ。戦争ではないものの平和でもない“新常態”に北東アジ…
板門店宣言における「朝鮮半島の完全な非核化」は、北朝鮮が「米国の核の傘」の撤去をも求めたものであった。しかし、米朝首脳会談の共同声明は、「完全な非核化を実行する主体を「北朝鮮」としている。これが意味するところは重大だ。
トランプ米大統領が6月1日、一度は中止を表明した米朝首脳会談を当初の予定通り12日に実施すると発表した。北朝鮮の“泣き”を受け入れて開催を改めて決めたにもかかわらず、米国は条件面で譲歩したように見える。その背景に何がある…
トランプ米大統領が米朝首脳会談を中止すると表明してから1週間。両国は、再調整のため協議を続けている。首脳会談開催の条件は何か。開催後にはどのような展望が待っているのか。朝鮮半島問題の鋭い考察で定評がある道下徳成・政策研究…
もし「米朝首脳会談」が中止になれば、金委員長は軍部や指導層からの信頼を失いかねない。その権威も失墜する。軍部によるクーデターや混乱に直面する可能性も浮上する。だから、「米朝首脳会談」は必ず実現しないといけないのだ。
約11年ぶりの南北首脳会談が開かれた。金正恩委員長と文在寅大統領は満面の笑みをたたえてハグ。親密ぶりを示した。これにより、米朝首脳会談で米国が強気に出られない環境が出来上がった。日本は東アジアの安全保障議論で蚊帳の外に置…
韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長による南北首脳会談が、いよいよ4月27日に迫った。日本人は「非核化」の動向に目を向けがちだが、実はその主題は「統一」にある――朝鮮半島問題の専門家、武貞秀士・拓殖大学教…
北朝鮮への圧力を強める米国に歩調を合わせていた中国が、離米にかじを切った。中国に相談することなく米中首脳会談を即断したこと、中国に対して貿易戦争をしかけたことが理由だ。日本はこのパワーゲームに飲み込まれてはならない。
トランプ米大統領はなぜ、北朝鮮からの首脳会談の誘いに応じたのか。その理由を解き明かすための手がかりが見つかった。北朝鮮は米国に「在韓米軍の撤退を求めない」という特別メッセージを送っていたのだ。
北朝鮮の指導者はなぜ、韓国高官にトランプ氏への伝言を頼んだのか。北朝鮮は、韓国を「米帝の傀儡政権」としている。平昌を訪れた妹の与正氏に託すこともできたし、中国やロシアの首脳に依頼する選択肢もあったはずだ。
韓国が、北朝鮮と南北首脳会談を開くと明らかにした。これは、北朝鮮のさらなる外交敗北を意味する。金正恩委員長が板門店の韓国施設に足を運ぶことは「南の指導者が教えを請いに来た」とのこれまでの立場を突き崩すことになるからだ。
平昌オリンピックを舞台に展開された北朝鮮の対米外交は大敗北に終わった。金正恩委員長は軍を押さえ込み、(1)南北首脳会談(2)米韓合同軍事演習中止(3)制裁の緩和の実現を図った。そのいずれも実現することができなかった。
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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