シリーズ
早読み 深読み 朝鮮半島

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トランプとオバマの間で惑う朴槿恵
米大統領の予備選でトランプ候補が、日本と韓国には核武装させろ、と言い出した。他方、オバマ政権は「北朝鮮との平和協定」を視野に。米国で「韓国切り捨て論」と「北朝鮮への接近構想」が同時に語られ始める中、朴槿恵外交が惑う。
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韓国を無視して「パンドラの箱」を開ける米国
朝鮮戦争に正式に終止符を打つ「平和協定」。これをテーマに米国と中国、北朝鮮が話し合う可能性が出てきた。舞台は6カ国協議。「米朝平和協定」の締結を模索する動きは急だが、“当事者”のはずの韓国は、蚊帳の外だ。
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「中国に立ち向かう役は日本にやらせよう」
米国とTHAAD配備で合意した韓国。「離米従中」が止まったかに見えたが、「やはり中国の言うことを聞こう」という声が強まっている。中国から激しく脅されたうえ、米国からは見捨てられる気配を感じ取ったからだ。
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朴槿恵外交は「暴走」から「迷走」へ
米国を離れ中国に向け「暴走」していた韓国。北朝鮮の核問題を巡り米中が取引に動くと、今度は「迷走」し始めた。大国間の緊張が高まると、その狭間の国々は翻弄される。「韓国外し」の現実は、他人事ではない。
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米国から「ピエロ役」を押し付けられた朴槿恵
北朝鮮への「最強の制裁」が発動されたのに、韓国人は浮かぬ顔だ。第1の理由は「どうせ中国は決めたことを守らない」との諦め。そして第2の理由は、制裁案を米中が固める過程で、韓国が「ピエロ」を演じる羽目に陥ったからだ。
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「中国大使に脅された」とうろたえる韓国人
イジメの舞台は経済か、軍事か…。韓国が「中国の報復」に身をすくめる。米軍の迎撃ミサイル基地建設を認めたことで、中国から激しく脅された韓国では、中国の強硬姿勢に反発を示す一方、「恐中感情」もまた醸成されている。
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「通貨危機のデジャヴ」にうなされる韓国
韓国が通貨危機の再来に怯える。資本が海外に流出しているからだ。ウォンは2010年「欧州危機」の水準まで下がった。ウォン売りの契機は昨年10月の米国利上げ観測、そして中国経済への懸念、原油安、そこに「北朝鮮リスク」が加わっ…
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「THAADは核攻撃の対象」と韓国を脅す中国
韓国が地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の配備受け入れに動く。「中国の言いなりになるな」と米国に怒られたからだ。だが今度は、面子を失った中国から苛められることになる。「北の核」の余波は続く。
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北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射
北朝鮮が2月7日午前9時31分頃(日本時間)、北西部の東倉里(トンチャンリ)から長距離弾道ミサイルを発射した。米国をも核ミサイルの射程に入れたと誇るのが目的だ。韓国や日本に対する米国の核の傘を揺るがす一撃となる。
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FIFA元副会長も唱えた「韓国の核武装」
北朝鮮の核武装への動きは、韓国でくすぶっていた核武装論を噴出させた。保守の論客が「韓米日の核共有制度」などに言及する一方、朴槿恵大統領は核武装を否定する。そうした混乱を黙って見つめ、ほくそ笑む国がある。中国だ。
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そうだ、日本と一緒に核武装しよう
韓国で「日本に核武装を唱えさせよう」との声が上がる。「日本の核」で脅せば中国も「北朝鮮の核」を本気で阻止するはず、との計算からだ。もちろん、日本を風よけにして自分が核武装しようとの思惑もある。
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「在韓米軍撤収」を保守も主張し始めた
日本との「従軍慰安婦」合意と北朝鮮の核実験。2015年末から2016年初めにかけて起きた2つの動きは、韓国を米国側に引き戻すのか、逆に中国側に押しやるのか。「在韓米軍撤収」を保守も主張し始めた韓国の動きを読む。
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掌返しで「朴槿恵の親中」を批判する韓国紙
朴槿恵政権の親中路線が韓国メディアの批判に直面した。米国の制止を振り切って接近したのに、中国は北朝鮮の核実験を阻止してくれなかったからだ。米国の外圧により日本との「慰安婦合意」をのまされてもいる。韓国は米国側に戻るのか。
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やはり、韓国は核武装を言い出した
1月6日、北朝鮮が4回目の核実験を実施した。これを受け、韓国では「核武装論」が語られ始めた。韓国はどう動くのか、米国と中国はどう動くのか。「北の核」の影響は、半島を越えて広がっていく。
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韓国も核武装か、中国に走るか
北朝鮮は「1月6日10時(現地時間)、初の水爆実験を行った」と発表した。北朝鮮は“核保有国”への道をさらに一歩踏み出した。韓国も核武装に走るか、あるいは中国に急接近する可能性が出てきた。