シリーズ
早読み 深読み 朝鮮半島

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「中国のスワップ」を信じられなくなった韓国
突然、韓国が通貨スワップの締結を日本に頼んできた。中国と結んだスワップを頼りにできるのか、疑い始めたのだ。しかし、これで「海洋側」に戻るわけではない。日米に屈したと思われたくないという態度は頑なだ。
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二股外交の失敗が加速する「韓国の核」
THAAD配備を巡って韓国の国論は「米国か中国か」で分裂。朴槿恵政権による二股外交の失敗に厳しい声が上がる。米国にも中国にも頼れない…。そんな厳しい状況が「核武装宣言」への動きを後押しする。
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韓国が目論む「2020年の核武装宣言」
北朝鮮のSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)開発に対抗して、韓国もSLBMの開発に本腰を入れる。その先に見据えるのは核武装。2020年の「核武装宣言」に向け、韓国は着々と準備を進めている。
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習近平の「シカト」に朴槿恵は耐えられるか
THAAD配備に怒る中国は韓国を「シカト」する作戦に出た。米中の板挟みに苦しむ韓国では、ついに米韓同盟を破棄し、中立化しようとの声が上がった。それも、保守の大御所からだ。
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「THAAD」を逆手に取る中国、韓国を金縛りに
地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の在韓米軍への配備を巡り、しのぎを削った米中。配備決定で米国に軍配が挙がったと見る向きもあるが、中国の韓国へのプレッシャーは弱まっていない。韓国は金縛り状態だ。
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韓国は「唐と戦った新羅」になれるのか
韓国へのTHAAD配備に怒る中国。韓国では「中国に怯むな」とメディアが叫ぶ。しかしメディアがそう訴えざるを得ないことこそが、韓国人が怯んでいる証拠。現代の韓国が「唐と戦った新羅」になる道は極めて険しい。
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「中国陣営入り」寸前で踏みとどまった韓国
7月8日、韓国国防部と在韓米軍が共同で、地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD=サード)を2017年末までに配備すると発表。13日には配備場所も慶尚北道・星州の山上の韓国軍対空ミサイル基地内と発表された。唐突な発表の…
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「南シナ海」が加速させる「韓国の離脱」
朴槿恵政権に近い中央日報が「THAAD(地上配備型ミサイル迎撃システム)の在韓米軍配備を拒否しよう。米国との関係が悪化するだろうが、それも覚悟すべきだ」と書いた。韓国の「海洋勢力からの離脱」が加速する。
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「米国の尾」を踏みつけた韓国
「植民地支配」を新たな外交カードに育てたい韓国。オバマ大統領の「広島訪問」でも画策した。しかし、味方につけたい米国なども植民地経営の歴史を持つ。目論見は空振りとなり、「米国の尾」を踏むだけに終わった。
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「塩野七生」は韓国の公敵になった
無言で静かにオバマ大統領を迎えよう――。「オバマ広島訪問」に関する作家・塩野七生氏の発言に、韓国メディアが異議を唱える。「植民地カード」の確保を狙う韓国にとって「不都合な真実」が含まれていたからだ。
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ドン・キホーテは『進撃の巨人』の夢を見るか
オバマ大統領の広島訪問に大騒ぎした韓国は「ドン・キホーテ」を思い起こさせた。日本を悪い巨人と思い込み、国を挙げて難詰。サンチョ・パンサたる常識人たちが「あれは風車だ」といくら言っても、聞く耳を持たない。
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「コリアン・ロジック」で逆恨みする韓国
6月1日、朝鮮日報の鮮于鉦論説委員が「ベトナム、広島、リ・スヨン」と題した記事を書いた。主張の骨格は他にならいつつ、「韓国人特有のロジックが外国では奇妙に受け止められる」と指摘した。孤立化への危機感が読み取れる。
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「米国から免罪符を貰った日本」に憤る韓国
オバマ大統領の広島訪問は日本に“免罪符”を与える行為だと非難する韓国は、対中包囲網に加わらず、日米関係に横やりを入れ続ける。カーター米国防長官は6月4日の演説で「安全保障のネットワークに前向きな国」から韓国を外した。
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韓国は「尊敬される国」になるのか
「オバマ広島訪問」が決まると、韓国では「日本に謝るなら韓国も無視するな」と声が上がる。それを横目にオバマ大統領は訪日前にベトナムで演説、対中包囲網強化に動く。韓国が「過去」に拘泥する間にアジア情勢は急激に変化している。
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昔は「弱さ」を恥じる韓国人もいた
「オバマ広島訪問」で韓国はなぜこれほど騒ぐのか。韓国人は「謝罪を求めない日本人」というものが理解できないからだ。かつては気骨ある者同士が、そうした違いを超えて、両国の関係をつなぎ留めていたが、今は……。
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日本の「被害者なりすまし」を許すな
オバマ大統領の「広島訪問」に、韓国メディアがざわめく。「米国と日本がますます仲良くなる」と勘違いしたからだ。実際は、日米間に新たな懸案を生じさせ、中国の「日本揺さぶり」の種にされる恐れがある。
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「トランプからの請求書」は日本に回せ
注目を集める米国大統領選。共和党の予備選で、不動産王のトランプ候補が「日本や韓国などには駐留経費を100%支払わせよう」と語った。すると韓国では「在韓米軍の費用は日本に払わせればよい」との声。なぜ、そんなおかしな話が?
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米中の狭間で「フリーズ」する韓国
南シナ海で米中は激しく対立し、出口が見えない。が、朝鮮半島では「協力して問題を解決すべきだ」との共通認識が両国にはある。そんな中、韓国は米中間で「フリーズ」してしまった――。木村幹・神戸大学大学院教授に聞く。
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「韓国発のドミノ」にクサビ打つ米国
韓国政府は外交的に動きが取れなくなった。日本との「慰安婦合意」も宙に浮く可能性が高くなった。総選挙で与党が過半数割れしたのが最後の一撃。米国は「韓国発のドミノ」にクサビを打つ――。木村幹・神戸大学大学院教授に聞く。
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交渉カードなき韓国は米中の「捨て駒」に
「米朝が、韓国をないがしろにして接近するのではないか」。韓国の不安は現実のものとなりつつある。米国と北朝鮮の関係改善を目指す「平和協定」は米中が仕切る以上、抗えないと悟った韓国は、戦術を条件闘争に切り替えた。