今は亡き昭和の文豪たちが天国から降臨し、ある男に憑依してあなたの悩みに答える――。

 そんなコンセプトで始まった「乗り移り人生相談」は、しかし、文豪たちが乗り移らずとも、その男の愛に溢れた回答が評判となり、人気連載となった。

 男の名は島地勝彦。1980年代に編集長として「週刊プレイボーイ」を100万部雑誌に育て上げた人物である。70代となったいまは、コラムニスト兼バーマンとして締め切りに追われながら伊勢丹新宿店メンズ館のシガーバー「サロンド シマジ」でシェーカーを振っている。

 毎日5本のシガーを吸い、シングルモルトのグラスを傾け、食べるもの、身につけるものにカネを惜しまず、フルボディーの女をこよなく愛し、それ以上に本と男を愛する浪費家のエピキュリアンが、仕事から男女のごちゃごちゃまで、平成のお悩みに明るく答える。

 日経ビジネスアソシエ・オンラインそしてnikkei BP netと掲載媒体を変えた名物コラムがついに日経ビジネスオンラインに登場。