シリーズ
アメリカ現代政治研究所

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日米首脳会談の隠れたアジェンダは「中国」
トランプ米大統領が、中東やアフリカ7か国出身者の一時的な入国禁止を柱とする大統領令に署名した。筋書きを書いたのは、首席戦略官・大統領上級顧問を務めるバノン氏だ。同氏は「ホワイトハウスのラスプーチン」になりつつある。
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トランプ大統領の就任演説への評価は真っ二つ
ドナルド・トランプ氏が米大統領に就任した。「米国第一」を訴える就任演説への評価真っ二つに分かれる。「白人のホンネをはっきりと言ってくた」と評価する声がある一方で、「ひどい人間に核のボタンを押す権限を与えてしまった」という…
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トランプは「アジア回帰」踏襲、軍事色強める
トランプ政権の骨格が固まった。米国のベテラン政治ジャーナリストは、同政権がホワイトハウスに権限を集中させると見る。外交安全保障政策の立案はマイケル・フリン大統領補佐官が中心になり。この体制はアジアをどのように見ているのか…
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軍人国防長官とビジネスマン国務長官
米国史上初めて、ビジネスマンが国務長官に指名されました。エクソンモービルの会長兼CEOを務めるレックス・ティラーソン氏です。米政界も驚きを持って受け止めました。トランプ次期大統領が同氏に白羽の矢を立てた最大の理由は、その…
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マティス国防長官、「狂犬」は蔵書7000冊の読書家
トランプ時期大統領が国防長官にジョージ・マーシャル退役陸軍元帥を指名。これに全米が驚いている。元軍人が国防長官に指名されるのは、1950年のマーシャル将軍以来となるからだ。「マーシャル計画」を提唱したあのマーシャル将軍だ…
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トランプ政権、沖縄含む海外基地800か所総点検
TPPと米軍駐留費問題は日本にとってまさに「前門の虎、後門の狼」。安倍首相はトランプ次期大統領に最初に会った外国首脳などと喜んでいる場合ではありません。「トランプ襲来」が刻一刻と迫っています。
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次期大統領を生んだ「トランピズム」の正体
トランプ氏は当初、貧富の格差や移民流入に対する、一部の白人労働者層の怒りや不満を煽ることで、反体制一本やりの選挙戦を続けていた。ところが選挙戦が進む中で、その怒りや不満は白人一般大衆へと裾野を広げ、ある種の「世直し運動」…
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米民主党は上院奪還へ、下院でも大躍進の兆し
米大統領選が終盤を迎え、米民主党のクリントン候補がリードを伸ばしている。興味は米議会選の動向に移りつつある。最新の予想では、民主党が上院で過半数を得る確率は74.1%。「城明け渡し」となる可能性が出てきた。
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トランプ大逆転を生む「10月サプライズ」
最後のテレビ討論でも精彩を欠いたトランプ氏は劣勢に立たされる。しかし、オクトーバー・サプライズが起こる可能性は否定できない。投票日の直前に起る不測の事態だ。クリントン氏が再び体調を崩す、ISが米国内でテロを起こす。そして…
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ケーン副大統領候補が堂々のデビュー
米大統領選で、副大統領候補による討論会が開かれた。民主党のケーン氏は、「クリントンよりも大統領に向いている」との評価を勝ち得た。共和党のペンス氏も「2020年の大統領候補を狙ったかのよう」と評価する向きがある。
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討論されなかったヒラリー健康問題の深刻度
クリントン氏とトランプ氏がテレビ討論会に臨んだ。クリントン氏の健康問題が激しく議論されることはなかった。しかし、同氏が深刻な病を抱えており、ティム・ケーン副大統領候補が大統領になる可能性が話題に上るまでになっている。
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ヒラリーに降る「クリントン財団」の火の粉
米兵遺族を誹謗する発言を契機に、トランプ氏の支持率が低下している。だが、だからと言ってクリントン氏が安泰なわけではない。クリントン財団との利益相反問題が新たに浮上。政治エスタブリッシュメントへの批判が再燃する可能性ある。
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「クリントン大統領」はなぜTPP協定に反対なのか
トランプ大統領の可能性がだいぶしぼんできたものの日本にとっては一難去ってまた一難。クリントン氏がTPPに反対しています。推進派だった同氏が前言を翻したのはなぜか。
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トランプ氏、人格障害説から突然辞退説まで浮上
トランプ氏の支持率が下落している。イラク戦争で戦死した米兵の遺族を誹謗したことが原因だ。なぜ、このような発言をするのか? 米国では、同氏が人格障害ではないかと指摘する向きもある。今回のトランプ発言を受けて、クリントン支持…
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米大統領選に影を落とす人種差別と暴力の連鎖
選挙というものはどこの国でも、その時の国内情勢に左右されます。米国では、白人警官による黒人射殺や、黒人による白人警官射殺事件が相次ぎ、これまでくすぶり続けていた黒人と白人の「人種戦争」に火がついてしまいました。
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もし“トランプ大統領”が日米安保を破棄したら
米共和党の大統領候補への指名を確実にしたトランプ氏の陣営は、同党の綱領に「日韓など同盟国との条約再交渉」を盛り込む動きを見せている。日本が再交渉を拒否した場合、条約破棄に進むトランプ氏を米議会や裁判所は抑えることができる…
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フロリダ銃乱射、トランプに逆風の意外
米フロリダ州オーランドで銃乱射事件がまたも発生した。未明の同性愛者専用ナイトクラブで約100人が被害に遭った。容疑者はアフガニスタンにルーツに持つ米国人。彼はなぜ同性愛者を狙ったのか。この事件が大統領選に与える影響は。
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それでもサンダース氏が降りない理由
クリントン氏が民主党大統領候補への指名を確実にし、いよいよトランプ氏との一騎打ちが始まる。ただし両者とも課題を抱える。サンダース氏は党大会までクリントン批判を続ける考え。リバタリアン政党は反トランプ票の受け皿になる。
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オバマ広島訪問、米国内はどう受け止めたのか
オバマ大統領による広島訪問を米国の有識者はおおむね高く評価している。抵抗していた退役軍人も目に見える反応はしていない。トランプ氏は「謝罪なしなら問題なし」と発言、クリントン氏は29日午後9時(東部時間)現在、コメントを発…
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クルーズ撤退でも四面楚歌のトランプ
「共和党の外」で「反トランプ」現象が先鋭化し、燎原の火のように広がりつつある。その中心はヒスパニック系。5月1日にはロサンゼルスなどで数千人が「反トランプ」を訴えるデモに参加した。彼らに、女性と黒人も続く勢いだ。