シリーズ
アメリカ現代政治研究所

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日米会談で先制攻撃を巡る“密約”はあったか
「ドナルド」。「シンゾー」。日米首脳会談は両首脳の蜜月をアピールして終わった。だが、北朝鮮に対する先制攻撃をめぐり、両者の間で密約が交わされた可能性が指摘されている。日本にも火の粉が降ってくる先制攻撃に対して、安倍氏はど…
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トランプ訪日直前に「先制攻撃の可能性」を警告
米国で再び、北朝鮮への「先制攻撃」に関する言及が増えている。情報戦の一端のようだ。北朝鮮当局者に「脅しじゃないぞ」とのメッセージを伝える狙いがあるとみられる。加えて日韓中の当局者にも米政府・軍の真剣度を伝える意図があるか…
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「トランプ暗殺」を想起させた乱射事件
米国で史上最悪の銃乱射事件が発生した。米メディアの興味は、犯人がイスラム過激派かどうか、白人でないマイノリティーかどうかに向かった。白人でなかったら、どんな大統領令が出ることか、と考えたのだ。
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トランプ政権はレッドラインを決めた
トランプ大統領の外交チームの一人、ジョン・ボルトン氏が米保守系メディアに、トランプ氏がマティス国防長官にある命令を下したことを明らかにした。ここから、トランプ政権が北朝鮮に対して設定したレッドラインの在りかが推測できる。
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北朝鮮、対話でも制裁でもない「第三の道」
北朝鮮の核実験を受けて、米国が手詰まり状態にあるのは明らかだ。対話は、これまでに何度も裏切られてきた。軍事力の行使は、韓国に大きな被害を与えかねない。そんな中、保守系識者が「第三の道」を提唱した。
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トランプ大統領に沁みついたバノン色は消えず
バノン氏は短期的には、自らを追い出して主導権を握った「将軍トリオ」とこれを支持した穏健派ビジネスエリートに対する「報復」に出るでしょう。保守主義路線を彼らが修正するようなことがあれば、メディアを通じて徹底的に叩く。
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北朝鮮のミサイル、米一般市民には「ジョーク」
「テレビの画面に映る金正恩は、ミサイルの実験発射をしては子供みたいにはしゃいでいる。まるでテレビゲームを楽しんでいるかのようで、どうも真剣に驚く気にはならないんだね」
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米政権、ラスプーチンと将軍たちとの新たな戦い
ホワイトハウスの人事の混乱はその極みに達している。報道官、広報部長、首席補佐官の顔ぶれがころころと代わり、名前を覚える暇もない。さらに、マクマスター補佐官(安全保障担当)とバノン上級顧問の対立が激化。マクマスター氏の退任…
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米議会、ロシアゲートでついに本丸に切り込む
トランプ大統領の娘婿で懐刀のクシュナー氏が米議会で証言した。「不適切な接触は一切ない」と強調したが、プリーバス首席補佐官を解任するなど、トランプ陣営は体制の立て直しを迫られている。その一方で、オバマケア代替法案は否決され…
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米ロ首脳初会談、ロシアゲート疑惑で“共謀”?
ロシアゲートは、トランプ大統領にとって最重要課題でした。トランプ政権の今後を左右しかねないロシアゲートについて、プーチン大統領の生の声が聞きたかったからです。
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囁かれ出した「Korea's Brexit」説
トランプ米大統領と文在寅・韓国大統領が初の首脳会談を行なった。会談はぎこちないものに終始した。両者は、かたや「無手勝流ナショナリスト」、こなた「左翼民族主義者」。まさに水と油です。
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相次ぐ下院補選敗北、米民主党はどこへ行く
ドナルド・トランプ米大統領の支持率は30%台に低迷している。にもかかわらず6月20日に行われた米下院の補選で、民主党は2つとも負けてしまった。この選挙結果をどう理解すべきか。
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前FBI長官証言で「嘘つきトランプ」の印象定着
コミー氏が証言の冒頭で、この一言を吐き捨てるように言った瞬間、全米に衝撃が走った。「大統領は嘘をついている。それは単純明快だ(Lies, plain and simple)」
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外遊疲れのトランプを待ち伏せる「鬼平」
特別検察官の任命について、司法長官代行はホワイトハウスに事前通告を一切しませんでした。発表後に事後通告したそうです。ここにも「トランプ何するものぞ」といった気概をのぞき見ることができます。
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「外交オンチ大統領」の機密漏洩と捜査妨害疑惑
米大統領が同盟国でもないロシアの外相に「某同盟国」から得た機密情報を流すのも大問題ですが、大統領と外国要人との会談内容が会談の5日後にメディアに流れるなんて…。こちらも前代未聞の事態です。情報源は、会談議事録を入手できる…
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FBI長官解任劇と米大統領執務室の録音疑惑
トランプ米大統領が、FBIのコミー長官を電撃解任した。さらには、2人の会談を録音したテープの存在をツイッター上でほのめかし、コミー氏の発言を封じる構えを見せる。共和党議員に対して決起をうながす発言が同党寄りの識者からも表…
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「トランプの拳」、落としどころは視界ゼロ
4日の首脳会談以後、米中の関係に「変化」が出ています。中国は今年1月~3月期の北朝鮮からの石炭輸入量が前年同期比で半分に減少したと発表しています。一方の米国は半期為替報告書で、中国の為替操作国への認定を見送りました。
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北朝鮮ミサイル爆発はトランプの妨害工作!?
北朝鮮が中距離ミサイルの発射実験に失敗した件について、こんな未確認情報がある。米ABCテレビが「北朝鮮のミサイル発射は米国からサイバー攻撃を受けて失敗した」と報道しているのだ。著名な軍事専門家、マルコム・リフキンド氏が発…
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F22戦闘機24機とB2爆撃機10機で北朝鮮の核粉砕
ティラーソン米国務長官が日中韓の3カ国を歴訪した。その際、北朝鮮に対する軍事行動を排除しないと発言。波紋を読んでいる。軍事行動を取る場合、金政権がどうなるか「その後」も考慮する必要がある。これは日韓の今後にも関わる問題だ…
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習近平氏は北のミサイル発射を知っていたのか
トランプ大統領は、日米首脳会談をなんとか成功させたかった。ところが、金正恩委員長はミサイルを発射し出鼻を挫こうとしたわけです。トランプ大統領の性格からみて、はらわたが煮えくり返る思いをしたことでしょう。