“正しく恐れる”をモットーに、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏が街に繰り出し、身近なエリアに潜む危険をあぶり出しながら、誤解されている防災の知識や対策などについて指摘する。
シリーズ
渡辺実のぶらり防災・危機管理

完結
50回
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使って分かったトレーラーハウスの利点と課題
被災地の応急仮設住宅として今後期待されるトレーラーハウス型。取材班は北海道の被災地に飛び、現地で実際に使用している方々の声を集めた。聞こえてきたのは北海道という場所の特異性と対応の難しさだった。
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災害時に1000万円のプレハブ仮設は本当に必要?
ここ数年、歴史に残るような大災害が何度も発生し、そのたびに多くの人々が住む場所を失った。しかし我が国には被災者に仮の住まいを提供する仕組みがある。ただ、その背後には大きな闇が存在すると“防災の鬼”渡辺実氏は語る。
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LINEだから描ける防災システムの未来とは?
LINEを、災害時にも使っていこうという動きが進んでいる。これまでにも地震や大雨の際に友人や家族との連絡ツールとしてLINEを使ってきたユーザーは多いはず。LINE本社に潜入し、災害時のLINE利用について、新たな挑戦の…
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巨大な治水施設が地下神殿となったワケ
巨大なコンクリート柱が立ち並び、なにやら荘厳な雰囲気を漂わせる巨大な地下水槽。地下神殿のような趣きのおかげで、ロケ地としても使われる。しかし、首都圏外郭放水路の施設はこの巨大地下水槽だけではない。その全貌に迫る。
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「地下のダム」という発想が関東を水害から救う
関東平野の地下50メートルにある首都圏外郭放水路。雨に弱い首都圏を守るために造られたこの巨大施設を“防災の鬼”渡辺実氏は「現代建造物最大の発想の転換」だという。一体どういった発想をそう評価しているのか。
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なぜ被災地でトレーラーハウスか?市長に聞く
日本で初めて災害救助法に基づく応急仮設住宅としてトレーラーハウスが活用されることになった倉敷市。“チームぶら防”は、その大移動の様子に立ち会い、またトレーラーハウスの導入を決断した倉敷市長の伊東香織氏の生の声を聞いた。
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被災地支援の切り札、トレーラーハウスを仮設に
いくつかの高かったハードルを越え、西日本豪雨の被災地・倉敷市でトレーラーハウスが応急仮設住宅として使われることになった。これまでの経緯と、トレーラーハウスのさらなる飛躍に“防災の鬼”渡辺実氏が迫る。
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ママ語を使う防災講座が若いお母さんに大人気!
ママのための備災講座「防災ママカフェ」。「ママの心に消えない“備災”の灯を点ける」のが目的の会だ。今回、“防災の鬼”渡辺実氏が防災ママカフェに潜入。主宰のかもんまゆさんにその生い立ちや今後などについて聞いた。
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平成30年7月豪雨、黒豹部隊が動いた
緑とオレンジのツートンカラーのユニフォームに身を包み、ジャングルを駆ける黒豹のように災害現場で救助活動を行う警視庁の「特殊救助隊(SRT)」。その本部基地に“防災の鬼”渡辺実氏が潜入した。その後編。
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警視庁に集結した災害時の精鋭部隊、実態に迫る
東日本大震災後、警視庁内に組織された「特殊救助隊(SRT)」。このエキスパート集団は、様々な災害の現場で、常に活躍している。その実力はいかに。“防災の鬼”渡辺実氏が迫る。
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御巣鷹山の事故が東日本大震災に与える教訓とは
日航機墜落事故の検証結果などに関する展示品が並ぶ日本航空安全啓発センターを訪れた“チームぶら防”。渡辺実氏は展示される情報や遺品などに、東日本大震災の「震災遺構」の保存運動に通じるものを感じ取れるという。
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御巣鷹山の事故を忘れない、JALの決意に触れる
33年前、御巣鷹の尾根に日本航空123便が墜落した。事故の教訓を風化させてはならないという思いから2006年4月24日に設置された日本航空の安全啓発センター。“防災の鬼”渡辺実氏が同センターを視察。彼の心には何が映ったの…
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警視庁の柔らかツイッター、目指すは100万人!
劇的にフォロワー数を拡大している警視庁警備部災害対策課によるツイッターを検証する今回は後編。『炎上』も経験する中で、確実に情報発信力を高めている同ツイッターに渡辺氏がもの申す。
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フォロワー激増!警視庁のツイッターは役立つ?
警視庁警備部災害対策課のツイッターが、飛ぶ鳥を落とす勢いでフォロワーを伸ばしているという。内容は防災に関するアイデアなどを発信するというもの。“チームぶら防”がその内容を吟味すべく、桜田門に突入した。
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5班体勢で24時間監視、東京の電力は我々が守る
“チームぶら防”が潜入した東京電力パワーグリッドの「中央給電指令所」。ここでは東京電力供給エリアすべての発電・給電・送電をコントロールしている。首都直下地震発生時には、どのようなオペレーションが行われるのか?
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電力供給の中枢「中央給電指令所」とは?
我々は、電気のおかげで便利な生活を送っているといっても、過言ではない。今回は発電・給電・送電の要といえる東京電力パワーグリッドの「中央給電指令所」をぶらりする。
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台風直撃!最前線での救助活動の苦闘を振り返る
東京消防庁が誇るエアハイパーレスキューの活動について“防災の鬼”渡辺実氏が突っ込む後編。2017年10月に日本列島を襲った台風21号。発災当時、エアハイパーレスキューはどのように活動したのか。多摩川での救出劇を例にお伝え…
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災害現場を空から救助するヘリコプターの名手達
2016年、東京消防庁に新たに発隊した「エアハイパーレスキュー」。陸上からの接近が困難な災害現場に駆けつけ、空から消火・救助などの活動を行う航空消防専門の部隊だ。最新鋭の消防機器と選りすぐりの精鋭たちの活動に鋭く切り込む…
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災害時に車でトラブル、やっぱり頼るのはJAF
JAFと言えばパンクなどで立ち往生した車の処置にあたる、ロードサービスが主な業務だが、実は災害時でも大いに活躍している。活動を担っているのが2004年に組織された『JAFロードサービス特別支援隊』。部隊立ち上げの立役者に…
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魚を食べて安全を実感、福島の漁業は再生さなか
福島県いわき市小名浜にある環境水族館「アクアマリンふくしま」。同所で月に1回開催される「調べラボ」に参加するのが今回の主な目的だ。「調べラボ」と書いて「たべらぼ」と読む。福島の海で採れる海産物の放射線汚染状況を調べて食べ…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回