シリーズ
記者の眼

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マージャン採用で、内定もツモれるか
就活生と人事担当者がマージャン卓を囲む「麻雀採用」。人事担当者1人に就活生3人でマージャンをし、就活生のマージャンの打ち方や、あがったとき・振り込んだ時の表情などから、人事担当者が人材を見極めるというものだ。
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伝説のマネジャーが語るプロジェクト遂行術
プラント建設の総責任者であるPM。資機材の調達や人員の確保、信用リスクを含めた取引先の実情把握、工程や予算の管理、政情不安やトラブル対応、膨大な作業員の住む場所や食事の手配といった点に至るまで、プロジェクト全体の要となっ…
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ドラマ「陸王」で読み解く不正連鎖の真因
神戸製鋼所、三菱マテリアル、東レ――。なぜ同じような不正が複数の製造現場で起きるのか。20年近くモノ作りの現場を歩いてきた記者が「不正連鎖の真因」を改めて考えてみた。「モラル低下」「品質に対する甘え」と言われるが、本当に…
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「甘い日本茶」はニセモノか
タイの日本茶は甘い。そんな常識を作り出したタイ人起業家のタン氏はこう言い切る。「我々が売っているのは『甘い日本茶』ではなく『日本茶風味のシロップ』だ」。タン氏が語る成功譚からは、日本企業の弱点も浮かび上がる。
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痴漢に疑われた時、役立つ保険
もし痴漢を疑われたらどうするか考えている人は少ないだろう。だが電車通勤しているビジネスパーソンは事件に巻き込まれるリスクをはらんでいる。そうした事態にも対応できる弁護士保険が注目を集めている。
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面倒な賃貸契約は「法律ハック」で電子化
「なぜ賃貸契約はこんなに面倒なのか」――。スマートフォンで何でもできる現代でも紙の契約書が消えない賃貸業界。その長年の歴史が、法改正を待たずに変わり始めた。次の引っ越しはスマホをタップするだけで済むかもしれない。
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シャープ、「8K」普及は誰のためか
台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)傘下入りから1年半、シャープの業績回復が鮮明になってきた。成長に向けて高精細な「8K」商品も矢継ぎ早に投入する。時期尚早との声も聞こえる中、なぜシャープは8Kにこだわるのか。
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コンセプトカーはハリボテか、コミットメントか
「ガンダムみたい」。ある技術者は、東京モーターショーに展示されたコンセプトカーをこう皮肉った。しかし、コンセプトカーを将来のコミットメント(誓約)と考えれば、将来性を感じさせるものもあるのではないだろうか。
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「人生100年時代」に挑む福岡市の本気度
「人生100年時代」の到来が間近に迫っている。そんな時代に、自分らしく生き生きと暮らせる社会をつくろうと、福岡市が動き出した。7つの柱を掲げ、それに沿った100個のアクションプランを2025年までに実現していく考えだ。
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ファナックがIT人材を100人中途採用するワケ
ファナックがソフト開発者を大量に中途採用しようとしている。これまで「孤高」ともいわれる研究開発姿勢を貫いてきた同社が、今、なぜ、中途採用を活発化するのか。そこには、製造現場におけるIoT化で絶対に負けないという覚悟が垣間…
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フランフランやニトリが「OtoO」に見出した活路
何か欲しいと思ったら、まずはインターネットで探す──。EC(電子商取引)が普及した今、衣料品や食料品を購入する際にまずネットで下調べし、そのまま見つかれば即購入という流れが定着している。
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「22時消灯」以外の正しい残業の減らし方
そもそも働き方改革は生産性を高めることで、同じ業務量を短時間でこなそうというのが趣旨だった。だが生産性は高まらずに、残業代を減らすための道具になってしまっている。そのため収入だけが減り、飲み歩く人も少なくなってしまった。…
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「投資は自己責任」はプロの責任放棄
金融資産で進む「顧客本位」を目指した改革。一方で、不動産などの実物資産では、業者側の「顧客の資産価値を最大化する」という意識が必ずしも高くないのが現状だ。「情報格差」につけ込むようなビジネスから脱却する必要がある。
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「マックっぽくない」カフェのような店舗が登場
日本マクドナルドが急ピッチで店舗の改装を進めている。内装デザインには、いくつかのバリエーションがある。今年から導入を進めているのがコーヒーショップのようなデザイン。店舗の個性化を狙う。
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人の感情は「外」から分析できる?
脱家電見本市を掲げ、2回目の開催を迎えた「CEATECジャパン」。金融や住宅など「新顔」に注目が集まるが電機大手もキラリと光る技術を展示する。注目したのは人の感情をセンシングする技術だ。
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中国の不正漁業を止めるための必要条件
日本に輸入される魚介類の約3割は不正操業によるもの---。こんな推計が発表された。中国漁業者による不正行為が目立つという。中国の不正を止める第一歩は、批判を声高に唱えることではなく、まず日本が我が身を振り返ることだ。
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ライブ配信「SHOWROOM」は世界を獲れるか
「今の若い人たちって、『昭和回帰』というか、極めてアナログなものに強い関心を持つようになっていると思うんです」。若者の消費をこう表現する経営者に出会う機会があった。前田裕二氏(30)。DeNA傘下のSHOWROOM(ショ…
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逆風のデュアルユース研究、大学から意外と支持
防衛装備庁がこのほど、2017年度のデュアルユース(軍民両用技術)研究支援制度への応募・採択状況をまとめた。記者が注目したのは、大学からの応募が20件超と前年並みを維持した点だ。同制度を巡っては、日本学術会議が「軍事研究…
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乱暴運転のタクシーでも「優良」の怪
東京都内を走るタクシーの9割以上に優良マークがついているが、我々は本当に優れたサービスを受けられているのだろうか。ほぼすべてが優良だと、我々はタクシーのサービスを選択するのが難しい。優良マークの評価制度を調べると様々な疑…
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「21世紀の金の卵」は「非大卒」から探せ
人手不足が叫ばれて久しい。大卒の就職戦線はかつてない売り手市場だ。各社とも学生の獲得、内定者のつなぎとめに苦心しているが、ひとたび「非大卒」に目を向ければ、違った風景が見えてくる。