シリーズ
記者の眼

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ユーロスターでも採用されたホーチキのあの商品
ホーチキという会社をご存じだろうか。名前の通り、1918年創業の日本初の火災報知器メーカー。見慣れてはいても黒子としての存在で、普段の生活であまりその製品を意識することはないかもしれない。だが実はグローバル展開でも一定の…
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東南アジアと日中の微妙な三角関係
中国で春節シーズンが到来。東南アジアにも多くの中国人旅行客が押し寄せる。結びつきを強める中国とアジアだが、日本にも期待される役割がある。
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りそな×チームラボの「銀行っぽくない」アプリ
りそなホールディングスの新しいスマホアプリは「銀行っぽくない」のが特徴。銀行側から金融商品を提案したり、アプリ上で質問できたり……。前例ないアプリの開発は、どのように行われたのか。
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「性転換手術が保険適応」で考えた医療の意味
4月から性同一性障害者に対する性別適合手術が保険適用される。これまで費用などがネックで国内で手術を受けられなかった患者にとっては朗報だろう。一方で、保険適用されることで「手術を受けるのが一般的」との新たな偏見をもたらしか…
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沸騰するセキュリティー市場に噛めない日の丸勢
日本のセキュリティー関連企業は、国際認証、プライバシー、法令という3つの壁を乗り越えられず、東京オリンピック・パラリンピックを控えたセキュリティー市場のバブルにも乗り遅れている。挽回の鍵を握るのがパートナー探しだ。
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EC需要沸騰、倉庫ビジネスに商機あり
今回の年末年始も、インターネット通販(EC)にお世話になった。仕事納めの勢いで高額品を注文したり、正月に飲むワインを届けてもらったり。周知の通り、こうしたECに欠かせないのが、物流倉庫だ。その効率運営に目を付けたビジネス…
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女性の心を鷲掴みにする「絵子猫」って誰だ?
独特の世界観とカラフルな色づかいで、若い女性を中心に人気を集めるイラストレーターの絵子猫さん。イオンやサンリオなどの大企業、アジアの有力ドラッグストアなどが彼女のデザインにほれ込み、様々なビジネス活用が進んでいる。
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偶然の力で新事業に挑むパイオニア
偶然に素晴らしい結果が出ることがあります。カーナビ大手のパイオニアは、偶然にも開発の見込みが立った新事業を次の成長の柱にしようと挑戦しています。
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広さは「1LDK」、アロマ香る銀行
東京スター銀行が、床面積が「1LDK」並みの超小型店を開業した。公共料金の収納や現金振り込みなどの一般業務はインターネットで済むようになるなか、対面だからこその価値を提供できる店舗のありかたを探っている。
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余命宣告受けたコマツ元社長が問いかけたもの
コマツで社長などを務めた安崎暁氏が先月、東京都内のホテルで「感謝の会」を開いた。がんで医師から余命が短いと診断され、少しでも体力のあるうちにお世話になった人たちに挨拶がしたいと個人で企画。いわゆる「生前葬」だ。
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それでもネットの「中立」は守るべきだ
米国が「ネット中立性」に関する原則の撤廃を決めた。ネットのコンテンツ市場は米国を中心とする一部大手が権勢を振るう世界になりつつあり、既にネットの世界は中立でないとの指摘もある。だが、それでも原則は守るべきだ。ネット大国で…
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奥の院で141回。異業種トップの真剣論戦の迫力
土曜夜に花王やJR東日本、みずほ銀行、ANAホールディングス、ソフトバンクなど異業種のトップが集まる会合がある。人脈作りのための交流だけでなく、様々なテーマを題材に、真剣な議論を戦わせる。業界を超えた経営者同士の切磋琢磨…
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ある女性ロビイストの憂鬱
昨年末に出張した米ワシントンで、ある女性ロビイストを取材した。トランプ大統領の選挙中に彼のスピーチを書いていた人物。そんな彼女から漏れた「悩み」は、地元だけでなく日本企業も抱える「課題」と奥底でつながっていた。
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夢追う若者が注目する「半農」という働き方
農業は人手不足にあえでいる。だが働き方を工夫することで若者が働く余地はありそうだ。
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ストレス危険度は「ゲイツ心配おねしょ」で確認
近年、企業に勤務する社員の健康管理に高い関心が寄せられている。一方、企業にとっては「経営トップの健康管理」も危機管理の重要な要素だ。孤独なうえ高度なストレスにさらされる経営トップ。ストレス危険度のセルフチェックのポイント…
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静かに広がる「アンチ深層学習」「アンチAI」
過去にはAIの研究者が冷遇される時代があり、自身ではAIを研究しているつもりでも、研究費を得るために「ロボット」などに看板を架け替えていたことがあった。しかし、空前のAIブームに沸く現在において、同じ現象が起き始めている…
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企業は「インフルエンサー」になれるか
インフルエンサーは支援者を中心に活動し、信頼を獲得しています。企業は消費者中心に活動できていたでしょうか。「千葉県と北海道を往復する生活を2年ほど続けています」。12月11日号特集「2018年大予測」で取材したシロアムキ…
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鳥貴族、値上げの苦悩は続く
急成長を遂げている居酒屋チェーン大手の鳥貴族。今年10月から28年間維持してきた280円均一を298円均一へと約6.4パーセント、価格を上げた。値上げ後の同社の業績推移に株式市場も業界関係者も敏感に反応する。
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ツイッターが本腰を入れる動画広告
成長を続けてきたインターネット広告市場で、動画広告が大きな存在感を持ちつつある。サイバーエージェントの調査によると、2017年の動画広告市場は前年比63%増の1374億円になる見通し。けん引役はまさにスマホ向け動画広告で…
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ウーバー失速の原因を看破していた競合トップ
ライドシェア業界の王者に君臨していた米ウーバーテクノロジーズのスキャンダルが次々と発覚し、自滅した。ライバルの米リフトCEOは、こうしたウーバーの問題点を早くから指摘していた。利用者が増え、業績が伸びていても、利用者に好…