シリーズ
記者の眼

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相続解決人に聞く「AI時代の士業」
士業はAIによる業務縮小の足音が聞こえ始め、危機感を持つ人が多い。今後も需要の伸びが期待される業務の一つである「相続解決人」に特化する行政書士、中村修一氏によると「重要なのはベストではなくフェア」だという。
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広がるショートメッセージ活用、督促や税催告も
「連絡はもっぱらSNS」「ショートメッセージなんて使わない」――。そんな声も多いだろう。だが、ここにきて金融機関による督促や自治体による税催告に使うケースが増えてきているのだ。その理由は?
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中国、「一帯一路」沿線住民の不安
記者は、中国の影響力が増すアジア太平洋地域の国々を歩いた。アジアから欧州までをつなぐ広域経済圏構想「一帯一路」の実現に動く中国の進出状況を探るためだ。実際、カンボジアやスリランカなどには中国の資本が大量に流れ込んでいた。
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大阪北部地震で考える地下街の安全対策
6月18日に発生した大阪北部地震を受け、今後発生する可能性が指摘されている首都直下地震や南海トラフ巨大地震の不安を感じた読者も少なくないだろう。懸念されている課題の一つに全国に多くある地下街の安全確保がある。
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記者が見た、正論訴えるアクティビストの素顔
今年も株主総会シーズンが到来した。この時期になるといつも思うことがある。「やはり今年も正論は勝てないのだろうか」ということだ。正論とはいったいなにか。それは「株主提案」にほかならない。
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「ハンド・トーク」が開くコミュニケーション
昨年の反響を受け今秋も発売予定のハロウィン仕様「キットカット」。手話を楽しく鮮やかに取り入れた斬新なパッケージデザインを手がけるのは、コミュニケーションをテーマに制作するアーティスト・門秀彦(かど・ひでひこ)氏だ。彼のユ…
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呉服店5代目経営の下着店、屋号にワコールの謎
2017年に神奈川県茅ケ崎市にオープンした「ワコールガーデン ラスカ茅ヶ崎店」。ワコールという名前がついているが、ワコールの直営店ではない。オーナーは地元の老舗呉服店の5代目。ワコールはあえて地方の専門店とタッグを組み、…
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初めての格安スマホ、月1万2000円も安くなった
みなさんは毎月の携帯電話使用料にいくら支払っているだろうか。総務省の家計調査でも1世帯あたりの携帯代は毎年上がり続けており、2017年は初めて年10万円を超えた。高額な携帯代をどうにかしたいと考えているのは記者だけではな…
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マハティール新首相の目前に広がる前途多難
かつて22年に渡り国を率いたマハティール氏が再びマレーシアの舵取りを担う。ただ、その先にはいくつもの難しい課題が控えている。果たして乗り越えられるだろうか。
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開発費2万円、AIでキュウリを仕分ける農家
静岡県湖西市の個人農家が、AIを活用してキュウリの仕分け装置を自動化している。無料ソフトを活用し低コストでの自作に成功した。その目的は農作業の効率化だけではない。
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結局、会社は誰のものなのか?
2000年代の半ば、ライブドアがフジテレビ(当時)の経営権を激しく争っていた頃に、会社は誰のものかという議論が巻き起こった。そして、今では会社は株主のものとの考えが根付いている。最も大きな要因は何だろうか。
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ITハード販売だってサービス化する
コンピューターを持たずに使うクラウドが普及する中で、あえてITハードウエアに特化したHPEの戦略はクラウドとは別のサービス化でした。
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活況に沸く「五反田バレー」、とその次
ベンチャー企業の流入が相次ぐ東京・五反田で「五反田バレー構想」が動き始めた。しかし、家賃の上昇に伴い、既に次の適地を模索する動きも起きている。
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メガネスーパー、100人で店舗を「御用改め」
一時は上場廃止まで噂されたメガネスーパーが回復の兆しを見せている。記者は、同社の一風変わった取り組みに密着した。
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タイの「精霊」がもたらした経営危機
20代半ばで自動車部品メーカーのタイ拠点経営を任された幸長加奈子氏はかつて「精霊」という思いもよらない存在に出会い、経営を揺さぶられることになった。
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照明でイノベーションを起こした「働き方改革」
1800年代にトーマス・エジソンが電球を実用化して以来、「明るく照らす」という基本機能は変わらずにいた照明が進化を遂げている。デパートや美術館、ショールームなど照明を多用する現場で次々にこれまでとは異なる新しい照明が導入…
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日経の記者が3・11の現場に行く意味
日経ビジネスは3月5日号で、特集記事「3・11 7年が生んだ未来」を掲載した。3・11という言葉の持つ重みは確実に薄れてきている。風化という単純な問題ではない。東北が抱える複雑な問題を理解することが放棄されているように感…
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スタートアップに経営統合という「第3の道」
次々に新たなサービスが登場する一方、勝ち残りに向けた競争も激しいスタートアップ業界。株式上場や大手企業による出資、買収など日々話題は尽きないが、それらほどにはこれまで目立っていなかった事例がある。スタートアップ同士の経営…
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便利なAI時代、子どもの忍耐力をどう育むべきか
日経ビジネスの2月5日号から「AI時代の教育論」という集中連載を始め、リーダーたちにあるべき教育について聞いた。意見は様々だが、共通した問題意識として子供への過保護がある。過保護を改めるために、親や教師はどんな心構えが必…
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トヨタの現場の神様が9・29にやったこと
先日、あこがれの人物を取材する機会を得た。トヨタ自動車副社長の河合満氏。中学を卒業してすぐにトヨタの企業内訓練校に入り、入社後も生産現場で技と心を磨いた「トヨタの現場の神様」。そんな彼の発言から見えてきた「AIや機械が越…