シリーズ
御立尚資の帰ってきた「経営レンズ箱」

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シリコンバレーと京都の共通点
シリコンバレーと京都は似ている。どちらも個人と個人のつながりが強いネットワーク社会だ。ネットワークに入るにはナビゲートの存在が不可欠。シリコンバレーでは、ナビゲート役を組織的な仕組みにするプラットフォームづくりが進む。
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迅速な判断に潜む「バイアス」というリスク
ビジネスの現場でスピーディな判断を求められるときなどには、心理学者のダニエル・カーネマンが指摘するように、バイアスによって誤った判断を下すリスクが存在する。バイアスを減らす仕組みや癖を入れることが必要だ。
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楽観的なリーダーは組織を強くする
楽観的なリーダーの下では、クリエイティブな環境が生まれやすい。実績のある経営者も「楽観」の重要性を口にする。最近、それを裏付けるような心理学の実験の論文を目にした。ポジティブな感情は柔軟な発想を引き出すという。
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近代日本画再評価は飾り方改革から
日本画のみどころをわかりやすく伝え、欧風化が進む住宅での「飾り方」を示した本がある。こうしたライフスタイルに応じた、初心者フレンドリーなコンテンツを配信することで、日本文化の評価もより高まる。地道な情報発信はインバウンド…
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酒杯の先に見えたイノベーションの要
ノン・ジャパニーズの新しい発想によって、魅力のあるおいしい日本酒が生まれている。こうしたイノベーションの背景には、単に「外からの発想」があるだけでなく、一定の理解と能力という「基盤」があるのだ。
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インバウンドの数だけで観光立国は望めない
観光立国には働き手の良質な雇用と賃金の増加が欠かせない。それには経営の効率化とプライシング・マネジメントによって生産性向上を果たす施策が必要。一人当たり支出の多い欧米旅客の取り込みも不可欠だ。