上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは、上司の立場、部下の立場をふまえて、真のリーダーとは何かについて考えてみたい。
Focus 20
河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学

336回
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肩書、年収がよかった時の名刺が捨てられない 50代の悲しきリアル
新型コロナウイルス禍で一気に加速したテレワーク。中でも増えたのが、とても便利なリモート会議だ。私自身、リモートで取材や打ち合わせが可能になったことで、コロナ前より気軽に依頼を受けられるようになった。一方で、かつては当たり…
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40歳以上が6割強 会社にしがみつく「老害社員」のホンネと実態
子供の数が減り続けている。定年まで働く女性が増え続けている。結婚しない、あるいは、したくてもできない人が増え続けている。年老いて親の介護と仕事を両立させたい人が増え続けている。……なのに、これまでの「ピラミッド型の人口構…
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叱って伸ばしてくれる上司がいない? 甘ったれ50歳の隠れた危機感
このところ「50歳からの学び」に関するインタビュー依頼が続いている。いずれの雑誌の担当者も、先月出版した拙著(『THE HOPE 50歳はどこへ消えた? 半径3メートルの幸福論』)を読んでくださったとのこと。ありがたい限…
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ロシアは悪か? 東大祝辞騒動と「労働者の幸福」願った先人の希望
毎年この時期になると、大学の卒業式や入学式での学長の祝辞が話題になる。今年は4月12日の東大入学式に、来賓として参加した映画作家の河瀬直美さんのコメントが物議をかもしている。
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年収200万ダウン! 困窮する50歳夫婦と絶望する単身男性
ちっとも増えない……とは思っていたけれど、増えないどころか、減っていることが分かった。この25年間で、なんと“200万円”近くも、年収が下がっていたのだ。
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結局はメスに操られているだけ? リーダーのつらさ、ゴリラも一緒
健康社会学者の河合薫氏がニホンザルやゴリラの研究で世界的に有名な総合地球環境学研究所所長の山極壽一氏とオンライン対談をした。今回はその3回目です。
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今頃、国民の税金で啓発動画? パワハラ政治家たちのあきれた醜態
ここ数日、立て続けに全国各地で起きた「パワハラ事件」が報じられている。いずれのパワハラも、あまりに幼稚かつ横暴な言動のオンパレードであぜんとさせられた。
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トップは背中で語るもの? ゴリラとサルの集団は大違い
健康社会学者の河合薫氏がニホンザルやゴリラの研究で世界的に有名な総合地球環境学研究所所長の山極壽一氏とオンライン対談をした。今回はその2回目です。
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他人に迷惑かけないゴリラと、迷惑かけて進化した人間
健康社会学者の河合薫氏がニホンザルやゴリラの研究で世界的に有名な総合地球環境学研究所所長の山極壽一氏とオンライン対談をした。
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男として終わり? 憂鬱な変化と失業、降格、嘲笑の更年期ロス
ちょっと前まで、女性たちが密室でしか話すことのできなかった話題が、新聞やテレビで大々的に取り上げられるようになった。その一つが「生理」。そして、「更年期障害」だ。
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目指せ窓際族! “働きたくない30代年収700万円エリート”増殖中
働きたくない若者が増えている。私自身も最近、「働くことの面白さを若い社員に話してほしい」と講演会でオーダーされることが増えている。
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役職定年も男女平等? 「50代会社員無理ゲー社会」で消える光
おばさんも、おじさんも、50歳を超えた途端、消える日本の社会。どちらも働く人の半数以上を占めているのに。本当に、誰が会社を支えるのか?
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40代離職は防げるか 知られたくない家族問題のリアル
またもや、知人が仕事を辞めて実家に帰ることになった。昨年から……4人目。「父が他界し、一人暮らしで高齢の母の面倒を見るため」という同じ理由で。
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「獺祭」新卒30万、給与は倍増? 現場主義トップの絵空ごと
日本酒「獺祭(だっさい)」蔵元の旭酒造(山口県岩国市)が、大卒新入社員の初任給を、従来の月額21万円程度から30万円に引き上げると発表した。
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「え? 今さら商談決裂」 リモートの落とし穴と困惑の現場
新型コロナウイルスと共に日常が回るようになってから、2年近くがたった。コロナにより、いろいろな“リアル”が減り、日常が劇的に変わった。「フェースtoフェースで人と接する日常=リアル」という、当たり前が消えた。自分の生活世…
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博士の価値、年収240万の絶望と「おじさん博士」爆増の光
今回は「踏ん張る経験」について、あれこれ考えてみようと思う。「おい! 随分と抽象的なテーマじゃないか」と思われるかもしれないけど、大きく言えば「50代の生き方問題」なので、最後までお付き合いいただきたい。
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孤独死第一発見者は訪問介護士、在宅ケアの「痛みと理不尽」
なんという痛ましい事件だろう。地域の人たちの命の"最後の砦(とりで)"となっていた医師が、その患者の家族に銃撃された。
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「有能人材」は使えない? 僕、営業なのに1500万円の怪
有能な人材――。新型コロナウイルス感染症の拡大で、世界の産業構造が急変して以降、この言葉がやたらと使われるようになった。
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昇進嫌がる40代、切り捨て御免50代、会社を支えるのは誰
「管理職の役目って何ですか?」と問えば、「そりゃあ、部下の指導と育成でしょう」と、多くのトップは答えるだろう。ならば、新しい人を採用し、報酬などを決める権利もあってしかるべきなのに、その決定権は持たされていない。
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「学生生活が台無しです」 親が知らぬ若者のSOSと今
就職氷河期世代が「不景気」という社会の不条理を押し付けられた人たちなら、今の若者たちは「対面の制限」という社会の不条理に追い詰められた“コロナ世代“だ。
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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