Focus 20
河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学

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「首相! 岡は岡でも」 ビジョンなきリーダーとフォロワーの裏切り
1月13日夜、7府県に緊急事態宣言を発令するとして、菅義偉首相の記者会見が行われた。だが菅首相の発言を聞き、私の脳内は混乱の域をはるかに超え、グチャグチャになってしまった。
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「40以上はやる気なし」会社のホンネと消滅するおじ社員
今起きている100年に1度のパンデミック(感染症の世界的流行)により、新しい100年がスタートするという。だったら、それに乗じて会社を利用する立場になればいい。利用という言葉がダメなら、「役立てる」ではどうか。
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コロナで孤立死急増、4人に1人が75歳超社会突入という地獄
2021年1月1日の朝、時事通信がショッキングなデータを公表した。記事のタイトルは「高齢者要介護度、全国的に悪化か 区分変更申請、緊急宣言後に急増 時事通信調査」。新型コロナウイルスの感染拡大防止策が強化されるたびに、介…
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人生捨てちゃダメ! コロナでも成長する人が持つ6つの力
まいた種が自分らしく育つ生き方、働き方の「見つけ方」をあれこれつづろうと思います。2021年の終わりに、「うん、がんばったね。人生、思い通りにはならないけど、捨てたもんじゃないね」と思えるように。
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「他者の辛さ」おもんぱかる力が衰退した2020年
連日「過去最多」という文字がSNS上に、テレビ画面に、新聞紙面に躍る中、コロナだらけだった一年が終わろうとしている。2020年元日の当コラムで「時代が動く。それが2020年ではないか、と。『2020は大きな節目』になる」…
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コロナ禍で軽んじられる看護師の命と罪深き「天使幻想」
“医療崩壊”という言葉から、医療現場のひっ迫ぶりは「コロナによるもの」と受け止められがちだが、すべての問題はコロナ前の社会に内在していた。
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菅首相、言葉なき「しどろもどろ会見」で広がる絶望
私は常々、「リーダーの言葉」の重要性を訴えてきた。ところが、どういうわけかこの国のリーダーは“言葉”を持っていない。はい、そうです。我が国の“リーダー”、菅首相です。
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河野大臣が憂う霞が関の危機? 元凶は政治家さん!
河野太郎大臣が過酷な霞が関の働き方改革に挑む発言をして注目を集めている。実にエポックメーキングな出来事だ。
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低所得は自己責任? 自分さえ良ければいい人増殖社会
日本で格差への関心が高まりはじめたのは、「勝ち組・負け組」という言葉が流行語になった2006年ごろからで、08年の年末に日比谷公園につくられた「年越し派遣村」で貧困が可視化された。
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「昭和おじさん社会」を変えるのは僕たちの行動だ!
健康社会学者の河合薫氏と立命館アジア太平洋大学(APU)学長である出口治明氏。意外にも初対面だという2人が「昭和おじさん社会は変わったのか」というテーマでオンライン対談をした。その3回目をお届けする。
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部下はサボる?と疑心暗鬼の上司 リモートで壊れる組織
リアルとリモートのコミュニケーションは全くの別物である。2次元と3次元では圧倒的にインプットされる情報量が違うので、何かと不安になってしまうのだ。
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やっぱり「昭和おじさん」の考え方をたたき直さなきゃ!
健康社会学者の河合薫氏と立命館アジア太平洋大学(APU)学長である出口治明氏。意外にも初対面だという2人が「昭和おじさん社会は変わったのか」というテーマでオンライン対談をした。その2回目をお届けする。
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昭和おじさん社会は「性差別社会」と言った方がいいね!
健康社会学者の河合薫氏と立命館アジア太平洋大学(APU)学長である出口治明氏。意外にも初対面だという2人が、「昭和おじさん社会は変わったのか」というテーマでオンライン対談をした。
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祖母殺した孫娘の悲哀と知られざる「老孫介護」の過酷さ
「老孫介護」という言葉がある。1990年代後半から研究者や介護福祉関係者の間で扱われるようになり、ヤングケアラーと呼ばれることもある。
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男は超つらいよ 首相に“見捨てられた”非大卒男の嘆息
「今度生まれてくるとしたら、女と男どっちがいいですか?」。こんな愚問、いや、子供じみた質問に、あなたならどう答えるだろうか?
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増える「50代おじさん起業」と稼げない現実の過酷さ
コロナにより、私たちは「20年早まった世界」を生きることを余儀なくされている。この極めて動物的な“危機感”を持てるか持てないか?で、残りの長い人生の末路は変わってくる。
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「正社員」という特権と使い捨てされる「娘」の苦悩
先週、非正規社員の賞与と退職金をめぐる裁判で、最高裁判所は、「格差は不合理とまでは評価できない」という判断を下した。「同一労働同一賃金」を定めた働き方改革関連法が4月に一部で施行されて以降、初の最高裁判決だったが、これは…
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ANA「年収3割減」に見る経営者の覚悟と選択
全日本空輸(ANA)が大胆なコスト削減に踏み切ることが判明し、テレビや新聞各紙が大きく取り上げている。「ANAショック」と呼ぶ人もいる。
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自殺急増が示す“人を死なせる経済政策”の罪と怠慢
失業者が増えると自殺率が高まることは世界中の研究から分かっていることだが、日本はとりわけその影響が大きい。それはなぜか。
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世界100人に選ぶ国と、心ない言葉投げつける国の落差
先週火曜日(9月22日)、米国のニュース誌タイムが毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表し、テニスプレーヤーの大坂なおみさんとジャーナリストの伊藤詩織さんが選出された。