Focus 20
フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える

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ところで自工会ってナンですか?
そうそうたる日本の自動車メーカーが会員に名を連ねる業界団体「日本自動車工業会」。通称、自工会。その実態や活動について知る人は実は少ないのではないか。かく言う筆者もその1人だ。分からなければ聞きましょう。新年最初のシリーズ…
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時代はやっぱりオラオラなのか?ホンダ新型ステップワゴン
自分たちのこだわりを世に問う、いわゆる「プロダクトアウト」的なスタイルこそホンダの魅力だと筆者は考える。ただ今回の新型ステップワゴンはちょっと違うようだ。「お客様が本当にミニバンに求めているのは何かと。それをもう一度突き…
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ステップワゴンの足回りの良さはトレッドにあり!ではなかった…
「答えは簡単である。トレッド幅を広げたのだ」。ホンダの新型ステップワゴンに試乗した筆者はコーナリング性能の高さに舌を巻きつつ、その理由についてこう断言した。だが開発者は申し訳なさそうに言う。「まあ理由の1つではありますけ…
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「万年4位」脱却なるか、ホンダ、新型ステップワゴン
ホンダのステップワゴン。現代のミニバンのスタイルを定着させたパイオニアとして知られる。だが日産自動車のセレナやトヨタ自動車のノア/ヴォクシーといった競合の猛攻を受け、近年は後じんを拝することも珍しくなくなった。ここで満を…
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爆売れエクストレイル。中国で苦戦のなぜ
日産エクストレイルの開発者インタビューも今回が最終回。話はエクストレイルの海外動向から自動車生産のコスト削減に対する考え方、そして三菱自動車との提携まで広がっていく。
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日産エクストレイル。アホ質問でインタビューが険悪な雰囲気に…
「ノートオーラ e-POWERほどの驚きはありませんでした」。前回の「シリーズハイブリッドに上等なエンジンなんて必要か」という問いに続き、筆者は無遠慮に切り込んでいく。果たして新型エクストレイルの開発者はどう切り返すか。
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こんなに上等なエンジンは必要か?
新型エクストレイルの開発者インタビューは初っ端から核心へ。国内展開されるエクストレイルはシリーズハイブリッドのe-POWER。エンジンはモーターに給電するため“だけ”に働く発電機だが、それにしては上等なエンジンが搭載され…
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円熟、まであと少し。日産エクストレイル
およそ9年ぶりに日産自動車の人気SUV、エクストレイルが生まれ変わった。初代や2代目はタフさが強調され、3代目は都会的なイメージに。そして4代目となる今回の新型エクストレイルの売りは上質さという。その乗り味はいかほどか。
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世の中は、ハイエースで回っている
3回にわたったハイエースの開発者インタビューも最終回を迎えた。今回も開発秘話は次々と飛び出し、打ち止めになる気配はない。開発陣はさまざまな方面から突きつけられるさまざまな要求に応え続けてきた。ハイエースが長寿の人気車であ…
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ハイエースがモデルチェンジをする時
ハイエースに対しては毎年のようにモデルチェンジが噂される。次期モデルの予想CG(コンピューターグラフィックス)を掲載するメディアまで出るほどだ。既に現行型は生産開始から19年目に突入している。多くの人が待ち焦がれるモデル…
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ハイエースはギチギチのバランスの上に成り立っている
ロングセラーを続けるハイエース。次から次へと新しいクルマが登場する中、なぜファンの心をつかみ続けられるのか。その理由の一つに飽きのこないデザインがありそうだ。ファンを引き付けてやまないそのデザインと構造に迫る。
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ハイエースの「極秘・手裏剣実験」
「10万キロを超えてからが本番」「100万キロまで壊れず確実に走れる」。そんな「丈夫で長持ち」との評価を欲しいままにするハイエース。日本のみならず、アフリカをはじめとする新興国の過酷な状況でもヒトやモノを載せて走り回って…
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ビッグビジネスが飛び交う、F1グランプリ「裏の顔」
3年ぶりに開催されたF1シンガポール・グランプリ。現場は大盛況で観戦チケットもホテルも航空券もフルブッキング状態だ。中でもパドック上で観戦できる「パドッククラブパス」は名のある企業ですら容易には確保できない。今回はこの「…
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「韓国製」に対する見方は年齢層で激変する。ヒョンデIONIQ 5
「韓国製品に対するイメージは、40歳ぐらいを境に下の世代には、ネガティブイメージが全くないのですよ。さらに、クルマに対する考え方もガラリと変わっていて、ゼロ・エミッション・ビークルが刺さるのです」
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「やってみないと分からない」販売目標を挙げないヒョンデのEV IONIQ 5
「日本のオフォスには日本人だけでなく、韓国人デザイナーもイギリス人デザイナーもいます。日本からはインテリアのデザインが主なのですが、いろいろな国籍の人たち、いろいろなバックグラウンドを持つ人たちが一緒になって働いて、ダイ…
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ヒュンダイ改めヒョンデ日本再参入 切り札のEVで捲土重来なるか
長らく工場見学の記事が続いたが、今号からクルマの試乗リポート記事とインタビュー記事の通常運転に戻る。ヒョンデのIONIQ 5(アイオニック ファイブ)に試乗した。
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造船だってDX 大人の工場見学・常石造船
「本格的に工場のIT化に取り組んでいます。現場ではタブレット端末で図面を確認できるのです」
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貨物船はこうして造られる 大人の工場見学・常石造船
船は船台でペタペタと鉄板を貼っていくのではなく、大きなブロックを造り、それを組み合わせていきます。これをブロック工法といいます。
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船長になるはずが社長に。大人の工場見学・常石造船
常石造船の社長にお会いした。「そうですか。東京商船大学の航海科を出た方が造船会社の社長ですか。しかもご実家のお父様は地元で漁業をやられていた。なんと潮っ気のある社長でしょう」
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大人の工場見学・マキタ 貨物船のディーゼルはなぜ今どき2ストか
自動車用のエンジンは2ストから4ストへ移行したのだが、船舶用大型エンジンの主役は、逆に4ストのディーゼルからから2ストディーゼルへと移行した歴史がある。なぜか。同じディーゼルエンジンであるのに、なぜ違う進化を遂げてきたの…