シリーズ
キーパーソンに聞く

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日銀の総括検証、異次元緩和の限界認めるべき
日銀の異次元緩和は今年1月にはマイナス金利導入にまで踏み込んだが、物価は上がらない。その日銀が、これまでの緩和効果を分析した「総括検証」を9月下旬公表する。3月に日銀審議委員を退任した白井さゆり慶大教授に見通しを聞いた。
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SAP創業者「イノベーションのジレンマ」を語る
企業向けソフトの巨象、独SAPの共同創設者の一人、ハッソ・プラットナー氏に話を聞いた。メルケル独首相も頼りにするカリスマだ。同社はERPソフトで成功したものの、その後の成長戦略を描けずジレンマに陥っていた。プラットナー氏…
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なぜ日本人ばかりが米国で投獄されるのか?
自動車部品メーカーを中心に、米国で価格カルテルの罪に問われる日本企業が相次いでいる。過去5年でカルテルや談合で投獄された日本人は30人を超える。なぜ日本企業ばかりが制裁を受けるのか。アンカー・カプール弁護士に話を聞いた。
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IoTで「セキュリティ格差」をなくしたい
あらゆる産業分野で競争のあり方を変える可能性があるIoT(モノのインターネット)。特定の産業用機器だけではなく、最近は一般消費者が利用できる新たな製品やサービスも次々に生まれている。この5月からホームセキュリティ分野で…
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トランプの衝撃、日本経済は覚悟足りぬ
米大統領選挙で共和党のトランプ氏の人気に陰りが見えるが、このまま失速するとは限らない。日本企業や行政はトランプ氏の極端な思想や政策に備えが不十分ではないか。ニッセイ基礎研究所の櫨浩一専務理事に聞いた。
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新卒3年目で社長に就かせます
入社3年目に子会社の社長に就かせます――。人材コンサルティング会社のシェイクは2017年入社の新卒採用活動で、新入社員に社長就任を確約することで意欲のある学生を集めた。その狙いと採用活動の成果を同社の上林周平副社長に聞い…
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IoTの本質は「小さな変化」の発見
IoTの本質をとことん突き詰めた上で新ビジネスの創出につなげている企業の一つがセコムだ。同社は2015年に防犯用にドローンを導入。2016年9月から、夜間の工場や商業施設などをドローンで見守る新サービスを始める予定だ。
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お盆に食べる「夏おせち」は定着するのか?
おせち料理を夏のお盆の時期に提供しようとしているのが、京都の老舗佃煮メーカーの野村佃煮だ。「夏おせち」というコンセプトの元、インターネットを通じて予約を受け付けている。はたして夏おせちという言葉は、市民権を得るまでになる…
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「ポケモンGO」上陸で時間争奪戦が勃発
日本でも配信が始まった「ポケモンGO」。位置ゲームがもたらす経済的なメリットは大きいが、社会的な問題も引き起こすのは必至だ。そこで元祖「位置ゲー」をリリースしたコロプラの前副社長、千葉功太郎氏に話を聞いた。
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日本の優良中小企業を生かす企業提携をやりたい
技術力はあるのに海外で販路を構築できずに苦しんでいる中小企業は少なくない。そこで外資企業の傘下に入るという選択肢もあり得る。サステナビリティー(企業の継続性)を重視するシュナイダーエレクトリックの松崎耕介氏に聞いた。
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中国、ハーグでやられたら沖ノ鳥島でやり返す
オランダ・ハーグの仲裁裁判所が7月12日、中国が南シナ海で主張する権利について国際法上の根拠がないとの判断を下した。提訴していたフィリピンの主張をほぼ全面的に認めるもの。ただし、中国の軍事に詳しい小原凡司・東京財団研究員…
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父・堤清二が晩年私に託したこと
セゾングループ創業者の堤清二氏が他界してから約2年半。わが子に託した晩年の思いは何だったのか。次男の堤たか雄氏がセゾン現代美術館代表として活動を本格化し始めた。都内にギャラリーも新設しセゾン文化の継承・発展に力を注ぐ。
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「EVを作る」と堂々と言えなかった理由
富士重工業の吉永泰之社長インタビューの後編。前回は来年4月に社名を「SUBARU」に変更する狙いや経緯などを聞いた。今回は、EVなど次世代技術の開発に向けた社内の組織の再編やその決断について聞いた。
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アジアの路上生活障害者の末路
急成長してきたアジアの国々の一部には、底知れない闇がある。普段報じられることは絶対にない、この新興国の闇を追い続けてきたルポライター、石井光太氏に話を聞いた。
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大塚家具、事業モデル改革に苦戦する理由
大塚家具がビジネスモデルの転換に苦闘している。昨春に経営権を巡る争いで、父親の大塚勝久氏に勝利した大塚久美子社長。会員制をやめて気軽に入れる店を目指して改革を進めてきたが、なかなか成果につながらないのはなぜか。
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新社名「SUBARU」。構想2年、議論ゼロ
来年4月、富士重工業は社名を「SUBARU」に変更し、クルマのブランド名と統一する。その狙いを吉永泰之社長に聞いた。
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EU離脱はまだモメる、国内手続きすら不確定
英国が国民投票を実施して欧州連合(EU)離脱を決めてから10日あまり。今も激震が続いている。EUに離脱を通告するために、英国内でどのような手続きが必要なのか。この点においてすらコンセンサスがない。スコットランドの独立機運…
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英国のEU離脱、すぐに激震が起きるわけではない
英国のEU離脱は世界に衝撃を与えた。日本では株価が暴落し、円高も進んだ。英国と欧州経済はどうなるのか。日本と世界経済は大きな影響を受けるのか。ニッセイ基礎研究所・上席研究員の伊藤さゆり氏に離脱の背景と今後の影響を聞いた。
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インスペクター制度で、欠陥マンションを一掃
「パークシティLaLa横浜」「パークスクエア三ツ沢公園」──。マンションの品質に致命的欠陥があり、建て替えを余儀なくされる事件が相次いだ。なぜ欠陥マンションはなくならないのか。施工確認の専門家の船津欣弘氏にその理由と対策…
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日本企業はなぜアジアで欧米勢に勝てないのか
新興国経済の減速によって世界経済が変調する中で、日本企業の海外展開は一段とハードルが高くなるのか――。ボストン・コンサルティング・グループ日本代表の杉田浩章氏は、中国や東南アジアの消費市場は底堅さを保っており、むしろ課…