突き詰めれば、今年、企業が直面しているのは株主との新たな向き合い方だ。そこでも先進的な取り組み例がある。「必要な投資と仕入れ先への支払いなどに備えた短期資金を除けば、キャッシュは全て株主に還元する」プラスチック部品メーカー、エンプラスの株主還元の考え方は極めてシンプルだ。液晶LED(発光ダイオード)光源を拡大するプラスチックレンズをけん引役に、同社は2015年3月期までの3年で売上高を91.3%増の397億円、純利益も同7.2倍の79億円に伸ばした。

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日経ビジネス2015年6月22日号 42~43ページより

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