2012年5月22日のスカイツリー開業直後の集客力はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。当初、初年度の入場者数は400万人を見込んでいたが、来場者の殺到を受けて2度上方修正した。それでも実績は修正後の計画も上回る554万人に。通年で稼働した2年目の2013年度はさらに客数が増加、619万人に達した。しかし2014年度は一転、2013年度比14%減だ。

 「開業ブームが落ち着いてきた」と事業主体である東武鉄道の猪森信二専務は落ち着いた様子でそう語る。慎重に立てた開業前の3カ年計画で2014年度の来場者見込みは430万人。それに比べれば実績は悪くないからだ。しかし悠長に構えていられるのだろうか。

入場者数は開業前の予想を上回っているが、足元では伸び悩む
●東京スカイツリーの集客力の推移
注:2012年度は5月22日から翌年3月末までの数字、2015年度の数字は4月末に公表した想定

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