2015年4月13日号目次
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PART1
ベンチャーに頼り切る落日の大企業
革新的な製品を生むモノ作りベンチャーの登場で、製造業の産業構造が大転換を遂げようとしている。その最前線を追っていくと見えてくるのは、イノベーション力を失った大手メーカーの凋落だ。
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大手が変われない理由
シリコンバレーに拠点の勘違い
シリコンバレーに駐在員を何人か置いて、新製品の開発拠点を設ければ、イノベーティブな製品が生まれると勘違いしている日本企業は多い──。米シリコンバレーに20年以上在住し、近隣の工場に生産設備を販売する傍ら、日本の町工場のシリコンバレー進出を手助けする、ある経営者は語る。
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PART2
あえて「従」となり革新力を鍛え直す
イノベーション力を求めて、ベンチャーとの関係強化に動く大手企業。協業を相乗効果につなげて、成果を上げるための3つのポイントとは。
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PART3
「相手が生きれば自己も生きる」
大手企業こそが日本経済の主役であり、中小企業やベンチャーはそれに従う。長く続いてきた、そんな役割分担は、根底から変わろうとしている。この20年間、インターネットの登場やその普及とともに、IT(情報技術)分野でイノベーションの担い手は大手からベンチャー企業へと転換した。