「高精細化が難しく、応用範囲が狭い技術。お薦めはできませんよ」。昨年夏以降、シャープの液晶部門の幹部は、大口顧客を前に、ある“技術”を否定する発言を繰り返していた。技術の名は「インセル」。通常は2層に分かれているタッチパネルと液晶パネルを1枚に集約する技術だ。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1462文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題