2015年3月9日号目次
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PART 1
東京では1人しか産めない!
本誌は初めて1122社の企業それぞれの「子宝率」を算出した。明らかになったのは「大企業ほど子育てしにくい」という意外な事実だ。待遇や制度が手厚いはずの大企業で、なぜ子供が産まれないのだろうか。
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PART 2 特別対談
イクメンは出世しない!?
昭和のエリートを描いた『島耕作』シリーズの作者、弘兼憲史氏。平成のイクメン社長、サイボウズの青野慶久氏。世代が異なる2人が考える、男性の育児参加とは。
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ドイツ現地ルポ
世界は「真剣」に男を育児に駆り立てる
「ほら、おいで。滑れるかな?」2月中旬、ドイツ首都・ベルリン。普段は職場であまり見せない柔和な目を、滑り台に立つ生後14カ月の愛娘に向ける男性がいた。欧州最大級のソフトウエア会社、独SAPで10年働いているアンドレ・ビーナーさん(38歳)だ。
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PART 3
「脱東京モデル」コマツの挑戦
子宝企業を増やす要諦は、都会よりも生活環境に優れる地方の発展にほかならない。政府が2015年度から本格化する地方創生の取り組みがカギを握る。東京の大企業では、日本を代表する一社のコマツが地元回帰の動きを見せる。