2015年3月2日号目次
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Prologue
後継者育成に失敗した
社内の人材育成に失敗したと取られてもしょうがないですね。経営者として足りないところがあった。その点についてはいかなる批判も受けます──。インタビューが後継社長の話に及ぶと、思わず弱音がこぼれた。
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PART1 日本人ではダメなのか
外国人が迫る踏み絵
武田の外国人たちは、社内に軋轢を生みながらもさらに増え続けている。彼らはどのように武田を変えようとしているのだろうか。
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PART2 TAKEDA流経営術
世界を操るアメとムチ
新興国戦略の成否こそが、ウェバーら外国人経営者の「成績表」である。ブラジルと中国の最前線から、硬軟使い分ける経営術が浮かび上がる。
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PART3 世界に挑む人材
「エセ・グローバル」では勝てない
日本企業のグローバル人材は30年前の「国際人」と何ら変わっていない。社内しか通用しない管理職ばかり養成する社員教育を、早く改めるべきだ。
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編集長インタビュー
日本人からもリーダーを
外部からスカウトされた外国人社長として、社内外で反発する動きもある。だが、「それだけ気にしてもらっている証し」と、意に介す様子はない。グローバル化の実現に向け、組織・人材の改革に乗り出した。(聞き手は 本誌編集長 田村 俊一)