2015年2月16日号目次
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PROLOGUE
グーグルも羨む 創造力と成長力
世界有数のイノベーション企業、米グーグルのロゴに使われている「赤」「青」「黄」の3原色。あまり知られていないが、実はこの配色、レゴの基本ブロックから着想を得ている。
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PART1
ヒット連発、組織に秘策
レゴの強さの裏には、商品のヒット率を高める巧妙な仕組みがある。ノウハウを組織的に積み上げ、イノベーションを効率的に起こしている。ファンのニーズを巧みに取り込む仕掛けも用意し、熱狂を冷めさせない。
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PART2
制約が革新を生む
「我々は何のために存在するのか」。理念を忘れたレゴは、経営難に陥った。急激な事業環境の変化で経営は迷走。破綻の瀬戸際に追い込まれる。再建を託された現CEOは、あえて「制約」を課すことで組織再生を図った。
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Interview
革新にカリスマはいらない
無精ひげに丸眼鏡。神経質そうに見えるが、物腰は意外なほど柔らかい。レゴCEO(最高経営責任者)のヨアン・ヴィー・クヌッドストープ氏は、その物静かな印象から、「カリスマなきリーダー」と揶揄されることもあった。だが、このトップの「没カリスマ性」こそが、イノベーションを生む組織をよみがえらせ、レゴを再生するために必要だった。クヌッドストープCEOが語る。
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PART3
脱・陳腐化へ、3つの教訓
レゴの凋落・そして再生の物語は、多くの日本企業にとって、実は映し鏡だ。「イノベーションのジレンマ」は日本企業の悩みの種。レゴから学べる教訓とは。