グローバル経済はルールの下に成り立っている。クレジットカードが世界中で使えるのも、共通規格があるからだ。これまでの日本はルールの順守にこだわり、自ら作ることに関心が薄かった。技術力が高ければ売れるという過信があったからだろう。だが、企業の競争力はルールが左右する。ビジネス展開はもちろん、社会課題の解決を促すため、今こそ「ジャパンスタンダード」を世界標準に押し広げる時だ。

(須永 太一朗、林 英樹、武田 安恵、編集委員 安藤 毅、坂田 亮太郎)

CONTENTS

Part1
成功のカギはルールメーキング

Part2
ルールを制する3つのセオリー

Part3
規格作りはゴールにあらず

日経ビジネス2015年1月26日号 24~25ページより目次