2015年1月19日号目次
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PART 1
若者は消費しない──。そう言われて久しい。派手な遊びやクルマには見向きもせず、アルバイトで学費や生活費を稼ぐ日々。財布のひもはますますきつくなっている。総務省の家計調査によると、世帯主が29歳以下の世帯では、2005年に比べて平均支出額は1割近く減少した。
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PART 2
消費市場が多極化している背景には、社会情勢やライフスタイルなどの長期的な変化がある。散らばった個人の嗜好は揺れ動き、割り切れないから、市場はさらに複雑化していく。
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PART 3
多極化する消費市場に、移ろう消費者。「迷宮」状態のナノ市場を前に企業はどうすべきか。変化し続ける消費者の声を丹念に拾い、小さなトレンドを見つけて育てていくしか方法はない。