山西省呂梁市が新産業を育成すべく約2600億円を投じた酒業振興プロジェクトが頓挫しつつある。石炭価格下落による税収の落ち込みを補う狙いだったが、計画のずさんさが招いた結果だ。2014年、プロジェクトを進めていた中心人物が反腐敗運動で拘束され、頓挫は決定的なものとなった。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り4712文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

日経ビジネス2014年12月29日号 142~144ページより目次

この記事はシリーズ「世界鳥瞰(2014年12月29日号)」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。