もう、これが最後と思って、遺言として皆様に伝えておきたいことをお話しします。真空管の専門家だった私は戦争中、陸軍の登戸研究所で殺人光線の研究に動員されていました。大本営はマイクロウエーブを人間に向けて照射すれば兵器になると考えたんですね。実際、犬や猿の頭や肛門に寒暖計を刺して、どの温度まで上がったら死ぬかと実験していました。

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日経ビジネス2014年12月29日号 36~41ページより特集目次号全体の目次

この記事はシリーズ「特集 日本の未来へ 遺言」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。