絵の具を混ぜたり塗り重ねたりせず、画面上に並べていく筆触分割という技法を用いて、クリアな明るさを表現した印象派の画家。その技法に最新の光学理論を取り入れ、科学的に発展させたのが、19世紀末に誕生した新印象派だ。「新印象派を代表する画家スーラは、色彩を細かな点に分けていく点描技法を確立。これは現代のカラー印刷につながる原理です」(東京都美術館学芸員の大橋菜都子氏)。