国内市場に依存し、改革が遅れ、停滞を続けた三菱重工業。世界市場で取り残されまいと、硬直的な組織を変え始めた。欧米勢との実力差に愕然とし、遅まきながら国際化を急ぐ。だが、頼みのモノ作りは世界の壁に突き当たり、トラブルが目立つ。経営陣の危機感が現場に浸透しているとは言い難い。数字ばかりを追う改革では、三菱重工の未来はかすんでしまう。最後の挑戦となる改革は、果たして、間に合うのだろうか。
CONTENTS
PART 4
三菱重工 宮永俊一社長 インタビュー
好常に負ける恐怖心 神に祈るような気持ち