2014年10月20日号
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特集 三菱重工
好業績が隠す停滞
三菱重工業は久方ぶりの好業績に沸いている。2014年3月期の営業利益は2061億円と17期ぶりに過去最高を更新。2013年4月に社長に就任した宮永俊一の改革手腕を評価するアナリストは多く、株価も高値で推移する。
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特集 三菱重工
モノ作りが通用しない
日本のモノ作りを支えてきたはずの三菱重工業。だが、生産計画の遅延や計画の甘さによる損失が頻発している。モノ作りの現場でいったい何が起きているのか。
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特集 三菱重工
いつの間にか取り残された
三菱グループ、電力会社、官需が三菱重工業を支えてきた。だが、3つの「屋台骨」はいつの間にか変わってしまっていた。あちこちで受注を失い始めた三菱重工に忍び寄る危機とは。
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特集 三菱重工
宮永社長 初めての「経営」
長く変わらなかった三菱重工業でようやく始まった経営改革。キーマンとなる変革者を抜擢して、様々な部門で大ナタを振るおうとしている。経営者らが感じた取り残される恐怖心を現場に伝え、社員を覚醒させられるか。
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特集 三菱重工
常に負ける恐怖心 神に祈るような気持ち
2013年に就任し、新機軸を打ち出し始めた社長の宮永俊一。だが、実際の発言からは、改革への悩みや焦燥感も伝わる。普段は感情をあまり表に出さないトップが、本音を語った。
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特集 三菱重工
“化石”にならないために
長い間変化してこなかった三菱重工業は、産業界のいわば“化石”だ。程度こそ違えど、同じような課題に悩んでいる日本企業は少なくない。問われているのは、甘えを断ち切り、改革をやり抜く勇気だ。