過去の成功体験から抜け出せず、世界で存在感を失いつつある日本企業。グローバル化で競争条件が一段と厳しくなる中、変革のタイムリミットは刻一刻と近づいている。日本企業が反撃力を取り戻し、“再攻”するためには何が必要なのか。日経ビジネスが報道してきた企業改革の中から「読者の記憶に残る変革」を抽出し、ヒントを探った。歴史的変革の当事者たちが示す革新の条件は3つの「断」に集約できる。

(宇賀神 宰司、宗像 誠之、佐伯 真也、主任編集委員 田村 賢司)

キーワードは3つの「断」
  • ▶ 事業入れ替えの「決断」
  • ▶ 生え抜き主義の「断絶」
  • ▶ 組織の「横断」的活用

CONTENTS

PART 1 特別インタビュー
稲盛和夫、日本の変革力を憂う
京セラ・第二電電創業者 日本航空前会長

PART 2
落ちる日本の変革力
加速する3つの環境変化

PART 3
今だから話せる真実
記憶に残る5大企業変革

PART 4
変革生む3つの「断」
成し遂げた経営者たちが示す

日経ビジネス2014年10月6日号 24~25ページより目次