何かがおかしい──。  ゼンショーホールディングス(HD)社長の小川賢太郎が社員の異変を感じ始めたのは、2011年のことだった。東日本大震災後、復興が進む被災地に人材が流出。傘下の牛丼チェーン「すき家」ではアルバイトの採用が厳しくなり、それを補うために社員の残業時間が膨らんでいった。負荷が増すに従い、若手を中心に社員の不満が高まる。「以前の猛烈に働く社員とは、考え方が違う」。小川のそんな違和感は年を追うごとに膨らんでいった。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1465文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題