2014年7月21日号
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特集 新・利益革命
ROEは怖くない
ROE(自己資本利益率)と聞くと、多くの人が拒絶反応を示すに違いない。しかし、その内実は日本企業が磨き続けてきた現場と密接な関係にある。投資家が使うモノサシの値は、実はあなたの知恵や工夫で高めることができる。
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特集 新・利益革命
「革命」は現場に宿る
経営者がROE向上という目標を掲げた時、現場は何ができるのだろうか。売れ筋商品の見極めや地道なカイゼンの積み重ねは、時に大きな力になる。営業や生産の最前線から「新・利益革命」につながる3つの解が見えてきた。
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特集 新・利益革命
売れ筋の常識を疑え
東京都品川区。ローソン本社のお膝元にある直営店「ローソンゲートシティ大崎店」では、平日午前11時を過ぎると、揚げ物や弁当が並ぶ。他の店舗ならデザートを置くような陳列棚にも弁当を並べる充実ぶりで、店の付近で働く会社員らのランチ需要に応える。
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特集 新・利益革命
手持ちの宝を生かせ
高速道路を半導体が走る──。スマートフォン(スマホ)などに使うNAND型フラッシュメモリーを集中生産する東芝の四日市工場(三重県四日市市)では、ユニークな搬送ラインが日の丸半導体・復活の切り札になる可能性を秘めている。
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特集 新・利益革命
カネには長旅させろ
デフレ時代の終わりが見え始めたことで、企業のお金との向き合い方も変わりつつある。さらなる成長に向けた戦略が動き出している。
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特集 新・利益革命
小手先のテクニックに頼るな
ROEを高める特効薬はあるのだろうか。一見難解なこの指標は、「稼ぐ」「回す」「集める」という3つの「力」に分解できる。これまで見てきたのは、生産や営業、販売などの最前線こそがROEを高めるカギを握るという事実だ。
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特集 新・利益革命
さらば二枚舌経営
日本企業のROEの低さは、外国人投資家にとって不満の種である。対外的にその向上をうたう経営者も、社内では異なる経営指標を掲げていた。改革が国内外で叫ばれている今、もはや「二枚舌経営」は許されない。
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特集 新・利益革命
日本的経営を磨け
米欧並みにROEを引き上げるには、日本企業の利益を倍増しなければならない。グローバル競争の時代には、高いハードルにひるんでばかりもいられない。日本的経営を磨いていけば、家計も巻き込んだ好循環が生まれる。