日経ビジネスが2年ぶりに実施したエアライン満足度ランキング。前回、ベスト3圏外だった日本勢は失地回復を果たした。だが安心してはいられない。ベスト5にはある「異変」が潜んでいた。世界の航空業界を脅かす新興勢力の台頭だ。新興勢力は刻々と勢いを増して、航空勢力図を塗り替えている。激しい攻勢に、世界の大手キャリアは右往左往する。ついに始まった航空下克上。ANAとJALは、生き残ることができるのか。

(日野 なおみ、香港支局 池田 信太朗)
(デザイン=藤田 美夏)

CONTENTS

PART 1 調査から見えた変化
日本勢の復活と 小さな「異変」

PART 2 台頭する新興キャリア
旧勢力を脅かす 中東勢とLCC

PART 3 開かれる日本の空
迎え撃つ 日本勢の秘策

ANAホールディングス 伊東信一郎社長
アグレッシブにアジアを攻める

日本航空 植木義晴社長
フェラーリのような航空会社に



日経ビジネス2014年7月7日号 28~29ページより目次