農業は地球温暖化を促す最大の要因の一つで、その温室効果ガス排出量は、自動車とトラック、鉄道、航空機から排出される総量を上回る。主に家畜と水田から排出されるメタン、耕作地に施した肥料から出る一酸化二窒素、農地開発のために森林を伐採したことで増える二酸化炭素がその内訳だ。水を大量に使うばかりか、肥料や家畜の排泄物の流出によって湖沼や河川、沿岸部の脆弱な生態系を破壊する。農地が拡大すれば、動植物の生息地が失われる。農業は野生生物を絶滅に追い込む一大要因にもなっているのだ。

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この記事はシリーズ「CULTURE(2014年6月2日号)」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。