2014年4月21日号
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特集 ビットコイン
ビットコインが変えた未来
20XX年4月。思えば世の中、随分と様変わりしたものだ。就職したばかりの娘が「初任給が出たからごちそうしたい」と実家へ帰ってきた。初任給は「0.0023BTC(ビットコイン)」とのこと。産業界ではビットコインによる給与支給は定着していて、娘の会社でも円での受け取りを指定しているのは昭和生まれのシニア世代だけという。
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特集 ビットコイン
動揺する国家vs躍動する個人
マウントゴックスの破綻以来、日本政府のビットコイン対応は後手に回っている。だが、世界ではビットコインが既に市民権を獲得し始めている国も少なくない。欧米では様々な関連ベンチャーが林立し、一つの産業を形成し始めている。
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特集 ビットコイン
「革新的」と呼ばれる理由
一般の通貨にないビットコインの特徴は「政府による価値保証がないこと」だ。さらに、銀行やカード会社を介さず、個人間で直接やり取りできる。これにより、世界のどこへでも短時間に、ごく低いコストでの送金が可能になるのだ。
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特集 ビットコイン
普及の流れは不可逆的
ビットコインには、システムの脆弱性や資金洗浄への利用など様々な懸念がある。だが、既存の金融制度に問題点がある以上、仮想通貨の普及の流れは不可逆的だ。冒頭で描いた近未来シミュレーションは決して絵空事ではない。