シリーズ
第2特集

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ここまで来た仮想現実、XRは生産性向上の切り札
現実空間と仮想のデジタル情報を融合するXR(クロスリアリティー)技術が広く浸透し始めた。製造や保守、研修など幅広い現場で仮想データの立体映像が、今そこにあるかのような臨場感を生む。最新テクノロジーが技術継承、人手不足など…
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ソニーも参入 ドローンは人手不足ニッポンを救えるか
ドローン(小型無人機)の産業利用が物流など様々な分野に広がってきた。過疎化、少子高齢化、生産性向上など、日本社会の課題解決への期待がかかる。モノ作りなど日本の強みを生かし、世界市場を狙う動きも進む。
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日経ビジネスLIVE・丸井、アイリスオーヤマはコロナ禍で何をしたか
猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大は幅広い産業に打撃を与えている。だが、丸井グループ、アイリスオーヤマのように独自の哲学で逆風に立ち向かう企業も。両社は危機に何を考えたのか。(7月2日、8月18日開催の日経ビジネス…
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株主優待の意外な効用、市場ゆがめる負の側面も
新型コロナウイルスによる業績悪化で株主優待制度を廃止、縮小する企業が出始めた。次々に届く優待品を楽しみにしてきた多くの個人株主からは不満の声が漏れる。一方、機関投資家は事情が異なる。優待品をどう扱っているのか。知られざる…
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ESGが経営の真ん中に 日経ビジネスLIVE・花王×味の素トップ対談
世界で広がるESG(環境・社会・企業統治)経営。投資家からの要求も強まっている。日本企業の中で早くから取り組んできたのが花王と味の素の2社だ。両社のトップがESG経営の要諦を語った。(7月15日開催の日経ビジネスLIVE…
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入試制度の混乱にコロナ禍も 振り回される高校3年生
学校完全週5日制が始まった2002年度に生まれた現在の高校3年生。大学入試改革の初年度に当たって準備してきた「共通テスト」は方針が二転三転した。さらに新型コロナの問題が混乱に拍車をかけた。高校3年生の悩みは増すばかり。呼…
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「鉄はオワコン」にさせない 日本製鉄、JFEの活路
2020年の国内の粗鋼生産量は半世紀ぶりの低水準にとどまりそうだ。製造業不況直撃で鉄鋼各社は業績不振に苦しむ。能力削減だけで展望は開けない。高付加価値品シフト、DXによる生産性改革など復活に向けた取り組みが始まっている。
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「現代奴隷制」の被害4000万人 サプライチェーンの人権配慮必須に
世界各地で強制労働や児童労働、過酷な労働環境を強いるなどの人権問題が相次いでいる。そうして生産された物資を調達する企業への責任追及の流れが加速している。サプライチェーン上の人権問題の把握と対応が遅れれば、大きな経営リスク…
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京都、本物の観光をつくり直す インバウンド依存を脱却できるか
コロナ禍で大打撃を受けた京都の観光業は、Go To キャンペーンでわずかだが明るさも見えてきた。しかし、過去を振り返れば豊富な観光資源や、何の手も打たずとも増えるインバウンドに頼り切りだった。オーバーツーリズムの問題も生…
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「強権」中国との距離感 欧州が抱えるジレンマ
コロナ禍を契機に、欧州諸国では中国の強権主義への警戒感が高まっている。各国は対中戦略を転換。欧州連合(EU)は人権問題で批判と非難を強める。ただ、中国の経済力に依存する国は多く、「中国離れ」は簡単ではない。
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通勤半減で大打撃 鉄道会社サバイバル
都心へ出勤する人がコロナ前の5~6割にとどまっている。運賃収入の多くを定期券で得ていた都市圏の鉄道会社は青息吐息だ。終電前倒しでは減らし切れない固定費。必死の生き残り策を探る。
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中国、ハイテク戦で禁じ手 急増する産業スパイ事件
米国とハイテク覇権争いを繰り広げる中国が外国から貪欲に先端技術を吸収している。日本企業の元社員が盗み出した社外秘の資料まで入手し、科学技術大国を目指す。京都の電子部品メーカーが被害に遭った産業スパイ事件に迫り、教訓を学ぶ…
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迫る新卒採用ニューノーマル、企業も学生も悩む
日々の授業はオンラインでの履修が続き、友人たちともなかなか集まれない。企業は採用数を減らし、インターンや面接もリアルからオンラインに変わってしまった。ジョブ型への移行が進む企業もあり、2022年卒の学生は就職活動に不安を…
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「賢人」バフェット氏も投資 「商社は人」は本物か
最高益を更新し、好調を維持していた総合商社各社に「冬の時代」が訪れている。コロナ禍で業績は急落。バフェット氏は出資したが、課題が浮かび上がってきた。「人が資産」といわれる商社は、多様な人材を生かし、厳しい時代を乗り切れる…
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「バラ色の五輪」の虚実 中止の損失を徹底予測
コロナ禍で2021年夏へと1年間延期された東京五輪が中止となるリスクがくすぶっている。悪夢が現実となったとき、日本経済はどの程度の損失を被るのか。五輪関係者が喧伝(けんでん)してきたバラ色の経済効果を検証し、実害を見極め…
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コロナ禍の不便、新ビジネスの芽育む オンラインツアーや出張代行
新型コロナウイルスの感染拡大により、自由な移動や人と会うことが制限されてきた。だが、不便や制約があるからこそ、見えてくる新たな価値もある。オンラインツアーから出張代行まで、コロナがビジネスの芽を育む土壌となっている。
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恋愛・婚活もリモート時代 「出会いテック」の新潮流
「アプリで出会って結婚しました」。会社の同僚や部下からそう聞いたらどう思うだろうか。コロナ禍で出会いが限られる中、人工知能(AI)を駆使したマッチングが進化している。世界で成長市場としても脚光を浴びる「出会いテック」。そ…
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瀬戸際の「いきなり!ステーキ」、凋落に4つの必然
「いきなり!ステーキ」のペッパーフードサービスが経営の正念場を迎えている。同店の大量閉鎖に加え、8月末には「ペッパーランチ」をファンドに売却する。急拡大から凋落した背景には、経営の根幹にかかわる4つの問題があった。
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ダムのAI運用から避難所のコロナ対応まで 豪雨災害対策の最前線
広域化・激甚化する豪雨災害が私たちの生命や財産を脅かしている。従来、防災の主体だった官だけでは異常な気象変動への対応が難しくなった。AIから人工衛星まで、民間の技術を活用した官民連携が始まっている。
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モノをつくってみたい、広がる1人製造業 “一発屋”の乗り越え方
3Dプリンターなどデジタル化の進展で、1人や少人数でも製造業に挑戦しやすくなってきた。だが、一度ヒット商品を出して終わりになることも多く、生き残れるのはわずかだ。雇用が流動化し、1人で働くことも選択肢に入る時代。ものづく…