シリーズ
第2特集

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「鉄の街」人口流出の危機、ついに消える?企業城下町
少子高齢化、中国との競争、脱炭素での覇権争い──。製造業を取り巻く環境は近年、一変した。国内で工場の縮小が相次ぐ。日本製鉄が製鉄所の閉鎖を決めた街では多くの雇用が失われる。「城主」の弱体化によって衰退の憂き目にさらされる…
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車離れに電動化……逆境ガソリンスタンド、「脱石油」で生き残る
ピーク時には6万以上あった全国のガソリンスタンド。今やその数は半分以下となった。クルマ離れや低燃費化でガソリン需要は減り続け、さらに電動化の波が襲いかかる。地方の生活インフラとなっているが、後継者難にも直面。生き残りのカ…
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コロナ禍で進化する空き家活用法 「負のストック」を宝の山に
少子高齢化に伴って増加する空き家に自治体は頭を悩ませている。だが、コロナ禍で変化した生活様式が空き家活用の新手法を生んでいる。「負のストック」の有効利用が社会変革の起爆剤になろうとしている。
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広がる「身の丈DX」、ノーコードで現場が動く
企業の現場の担当者がデジタルトランスフォーメーション(DX)の主役になり始めた。専門的な知識がなくてもソフトをつくれる「ノーコード」ツールの進化が支えとなる。身近な部分から小さく始める「身の丈DX」が企業に広がる。
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副業から「複業」へ、6人の先駆者の実態を追った
リモートワークの浸透で、複数の仕事を掛け持ちする「複業」が注目を集めている。単なるサイドジョブと言える「副業」の一歩先を行く働き方は広がるのだろうか。求められるスキルや資質はどんなものなのか。実践している先駆者を取材した…
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音楽市場に地殻変動 “DIYアーティスト”がレコード会社を脅かす
国内のライブ市場が8割縮小し、新型コロナウイルス禍で青息吐息の音楽産業。デジタル時代の新たなヒットの潮流が、一段と大きなインパクトをもたらす。追いつめられる既存のレコード会社は、どうやって生き残るのか。
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顧客接点の工夫が奏功 ソニー、7年ぶりトップ10
企業や商品のブランド1500を消費者が評価する「ブランド・ジャパン」。コロナ禍による生活様式の変化は、ブランドにも大きな影響を及ぼしている。逆境で評価を高めた企業と下げた企業では、どこに差があったのか──。
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きんぐやワタミ、郊外で焼き肉戦争 コロナで店舗が進化中
コロナ禍で大打撃を受けた外食業界にあって、焼き肉業態の競争が激しくなっている。大手外食チェーンが新規参入し、新興プレーヤーも出店の手を緩めていない。感染症対策で新しいタイプの店づくりも始まった。サービスも業界勢力図も変わ…
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「いきなり!ステーキ」は失敗 活用急増する新株予約権の功罪
新株予約権を活用した資金調達に踏み切る企業が増えている。 コロナ禍で窮地に追い込まれた企業が、最後の頼みの綱としてすがるケースも多い。だがそのスキームは複雑。一歩間違えると「捕らぬ狸の皮算用」に終わりかねない。
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荒波の「コロナ起業」 3重苦に立ち向かう起業家のリアル
新型コロナウイルスの国内での感染拡大から1年、厳しい起業環境が続く。そんな困難な状況下でも信念に突き動かされて一歩を踏み出した起業家たち。彼らは何を思い、どのように困難を乗り切ろうとしているのか。
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巣鴨のズボン店、高円寺の銭湯が変わった 中小零細こそDXを
中小零細企業にとってデジタルツールの導入はハードルが高かった。理由は費用だけではない。使いこなすのも容易ではなかった。今、そのハードルが下がっている。便利になったITを導入し、データを生かして成果を上げている街中の経営者…
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「会えない時代」を乗り切る新常識、アバターは本当の自分?
新型コロナウイルス禍によって、人と人との交流が難しい状況が続いている。打開に向けてデジタル技術を駆使した「もう一人の自分」と言えるアバターの活用が広がり始めた。新たなビジネスが次々と芽吹いている。アバターは「会えない時代…
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自動車ディーラーサバイバル 「売る」以外の価値を模索
国内市場の縮小により、全国に約1万5000ある自動車販売店が岐路に立っている。トヨタ系では2020年から全車種の併売化が始まり、チャネル間競争が本格化。地域振興や災害支援など「売る」以外の価値で存在意義を示す必要に迫られ…
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生理や妊活、更年期障害……女性の悩みが生むフェムテック新市場
生理前のイライラに腹部の痛み、更年期障害で感じる目まいや体のほてり……。女性の悩みや健康面の不安をやわらげる「フェムテック」の分野が盛り上がっている。企業の福利厚生にも関係してくる新たな製品・サービスの最前線を追う。
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在宅勤務の落とし穴 「それ、リモハラです」コロナ禍のイケナイ行為
新型コロナウイルス禍ですっかり定着したリモートワーク。ここにきて課題となるのがリモート越しでのハラスメント、「リモハラ」だ。生産性とハラスメント対策を両立するために企業がすべきことは何か。
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コロナ禍で日本版IR延期、カジノ誘致は実現するのか
カジノやホテルを有し、地域振興の起爆剤と期待される日本版IR(統合型リゾート)。自治体は前のめりに計画を進めたが、コロナ禍で収益の目算も、日程も狂ってしまった。カジノが社会に及ぼす影響も読み切れない。実現に向けて多難な先…
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世界で進む株主利益偏重からの脱却 会社法制見直し進まぬ日本
世界で株主利益の最大化に偏った資本主義を見直す動きが広がっている。行き過ぎた株主資本主義が格差を広げているとの批判が出ているためだ。日本では法務省の会議が1回だけで消えるなど、立ち遅れているのが実情だ。
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20〜30代が続々「社長」に 増える大企業発スタートアップ
20~30代の社員が経営トップを務める大企業発のスタートアップが増えている。大企業側は革新的なビジネスの発掘と若手人材の育成が狙いだ。先行きが見通せない時代に、新たな企業経営のスタンダードとなるか。
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脅威・代替だけじゃない AIと職人、切磋琢磨が生む好循環
大企業に限らず、販売・製造の現場にAIを導入する事例が増えてきた。職人やベテランの経験と勘こそ頼りだった仕事の領域にも徐々に入り込んでいる。AIを「脅威」と捉える見方もあるが、活用の現場から見えたのはギスギスした関係では…
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日本電産永守氏×MS&AD柄澤氏 「人づくりをつくり変える」
新型コロナウイルスの感染拡大で制約が残るものの、企業の成長に人づくりは欠かせない。大学改革を進める日本電産の永守会長とダイバーシティーに力を注ぐMS&ADの柄澤会長が、人材の育成・活用をテーマに徹底議論した。(対談は11…