成長著しいアジア市場を取り込もうと、日本企業は「アジア重視」の旗を振り続けてきた。だが、それは日本人発想の「現地化」ではなかったか。期待していた成果を本当に得られているだろうか。本誌は提言する。今こそアジアを母国市場と捉え直し、「アジアファースト」とも言うべき事業構造に転換すべきだ。それができなければ、変化の激しい環境に跳ね返される。

=敬称略(上海支局 坂田 亮太郎、熊野 信一郎、山根 小雪、佐藤 浩実)

CONTENTS

PART 1
地を這う覚悟はあるか

PART 2
もっと速く、深く、泥臭く

PART 3
常識の逆に、活路あり

PART 4
中小の「壁」は越えられる

PART 5
アジア卒社長が語る要諦

日経ビジネス2014年3月31日号 26~27ページより目次