およそ10年ぶりに賃上げの春が到来した。切り込んだのはデフレ脱却を掲げる安倍晋三首相だ。労働組合はベアを会社に要求し、勢い付く。業績好調の会社では容認の雰囲気が広がりつつある。だが、本誌はあえて問いたい。ベア1%で十分なのか。

(張 勇祥、大西 孝弘、白壁 達久、染原 睦美、中 尚子)

CONTENTS

「もっと要求しても…」
トヨタ社員の高揚と戸惑い

2014年春闘最前線
なるか賃上げドミノ

主要500社 賃上げ余力格付け[前半]
ハードルなき200社

「払える」企業の葛藤と挑戦
戦略的賃上げの作法

独自現場調査 アベノミクスの浸透力
中小、賃上げせず9割

賃上げ大合唱の現実
「ベア1%」では足りない

賃上げ余力格付け 500社[後半]

日経ビジネス2014年2月24日号 22~23ページより目次